「たからばこ」を含む小説

「ミレーヌ、どうか僕と、契約上の夫婦になってもらえないだろうか？」 「――！」 　公爵家の次男であるファビアン様が、思わず見蕩れそうになるほどの、憂いを帯びた表情でそう提案して…

オカン系男子と策士な男子がド天然な男子を巡って争う大学生アパートBLです。そんなジャンルはあるのでしょうか？ 河野新名義、及びこーの新名義で機関誌に寄稿した作品の再掲です。

北海道犬のこてつは、昨年からトマトの味を覚えたらしい。昨年はサンマルツィアーノ種をメインで育てていた。イタリアントマトで生食よりも加熱して食べるほうが美味しい。しかし奴は生の真っ…

【あらすじ】 最強の力を持つくたびれたおっさん勇者のロドリックは、ついに魔王を打ち倒した！ 勇者ロドリックは若くて世間知らずのイケメン魔王に、彼が荒らし回った世界を見せるため、…

――ふわふわの尾に触れた夜、運命が動き出す。 現代日本で、 高龗神（たかおかみのかみ）、闇龗神（くらおかみのかみ）、 そして稲荷神を神棚に祀っていた女性――結音（ゆの）。 その…

気づいたら異世界に飛ばされていた、おっさん大工。 唯一の武器は、腰につけた工具袋—— …って、これ中身無限！？釘も木材もコンクリも出てくるんだけど！？ 戸惑いながらも、拾っ…

現代、SNS上で話題で持ちきりだった、 "特定の場所で行方不明者が続出していること" "原因はそこに建てられてる"門のような像" "その像の前で目を閉じ"十二の月"を唱えると異世…

　中世の日本とよく似た世界の物語。 　麻岐国の守護代・新柄家に仕える五百瀬藤吾は、新柄家の嫡男・新三郎に虐げられていた。 ある日、新柄家に仕える国衆・沖沼が謀反を起こし、当主・尚…

人を喰らい、人に成り代わる異形の影が蠢く大都会・東京。 対異形探偵・通称《探偵》は、人間社会に潜む《異形の者》の存在を暴き、交渉し――ときに容赦なく排除する。 ある日、小生意…

米農家の娘である米野こむぎは主食は絶対米！オヤツも塩むすびを頼むほどの大のお米好き。 そんな彼女はある日オヤツ代わりのおにぎりを忘れてしまった！お腹が空いて仕方がない彼女の鼻を…

「スティメルド完結記念」という事で「スティメルド・ゼロ」的な物を書かせて頂きました。 　 　以前某先生が〝ウェスが、劇中に出てこないのは残念だ〟と仰っていたのを思い出したのが本作…

都会での競争に疲れ果て、新聞記者を辞めた林五郎。心を空っぽにして帰郷した彼が目にしたのは、20年前に廃線になったはずの「開かずの踏切」が、毎日決まった時間に動くという、誰も知ら…

我が家で飼っていた トイプードルの思い出………。 直ぐ読めるので、長い文が苦手な方もどうぞ。

全12エピソード。54000字くらい。 ・あらすじ 長野県警に勤める新人刑事・神谷真は軽井沢にある別荘で起きた奇妙な"超長期密室"殺人事件の捜査にてこずっていた。そんな折、現れ…

『不思議な黄金の時代物語〈仮〉前夜祭』 　以前、アニメ映画の『不思議の国でアリスと』を観て感化され。 「自分もルイス・キャロルの『アリスシリーズ』や──ライマン・フランク・ボー…

「エスメラルダ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する！」 「…………は？」 　あまりにも仕事が忙しく９徹の真っ最中だった私は、オフィスで倒れてしまった。 　が、気が付くと私の目…

クラスの中心人物たちの騒ぐ声をBGMに読書をするのが趣味の高校生、三門紡はある日突然「すみっこ同盟、結成しませんか。」と同じクラスの美澄楓に誘われる。いじめもなく平和だが、これと…

ロマンと言葉渦巻く、大正時代。 少女、芳野は、家政婦として、浅草の「ある作家の家」に住み込み働くことに。 合ったのは、自由奔放な背の高い人物。 戸惑いながらも次第に心は開いていき…

「ゲェ、私の負けかぁ」 「イエーイ、勝ちー！」 「じゃあ約束通り、ちゃんと津島君に告白してよね」 「……わかったわよ」 　――！ 　とある昼休み。 　図書室に向かう途中、人気の…

「泣いた赤鬼」の話を読んで、青鬼は友達を平気で踏み台にして人気を取ろうとする赤鬼のことを嫌になって、縁を切るために逃げ出したのだと思ってました。 そして、後を追いかけてこないよう…