「吸血鬼 伝奇」を含む小説

血に連綿と綴られる人間の遺伝的物語を啜り、人間に成り代わる”啜血鬼”が存在する世界。 人工血液で生きる男 伊来永遠と、人狼病罹患者 十文字昏人が繰り広げる現代の啜血鬼狩りとは――…

生来の無鉄砲さ、そのせいか夏目三四郎はこれまで損ばかりしている。 友人と呼べるのは三四郎の性分を買っている一学年年上の宮坂大和とその友人の数人ほど。 トラブルメーカーでもある、宮…

都内で起こる連続女性失踪事件。決して報道されない彼女たちの正体は、複数の省庁・組織に所属する《霊的災害対応技能士》だった。 霊獣を駆る幼馴染み、超人たちを従える女教師、敵か味方…

かつては空想の産物と思われていた、『魔族』と『魔術』が公の存在となった仮想西暦2065年。 日本国内、人魔が共存する特区の一つ『ラグーナポリス』では、河童に雪女、鬼に化け狐など、…

突如、世界中に現れた白い渦。今では『異界の門』と呼ばれているその門から彼らは現れた。人語を解するが、その見た目は人と異なる存在、亜人。 最初の数年こそ、人は亜人を支配していた。だ…

　10月下旬の満月の晩。 　高校3年生で、純粋な性格だけが取柄の青葉直人は、思わずして殺人現場を目撃してしまう。 　時を同じくして、偶然にもその殺人現場に居合わせた、吸血鬼の真祖…