「というよりべちゃべちゃ」を含む小説

裕菜は幼少期に実母に置き去りにされ、実父に疎まれ、継母から虐待を受けていた少女だった。 彼女は家出して公園で泣いていたところを、声優の広瀬ケイに保護された。 ケイは裕菜が母親から…

「俺、彼女が出来たんだ」 耳を赤く染め、はにかみながら涼太はそう言った。 その日は茹だるほど暑い日で、エアコンの付いていない涼太の部屋は、ドアを開けた途端に熱風が体にまとわ…

　主人公、達也（たつや）には幼馴染がいた。 　でも、そんな幼馴染なんて、もうしばらく話していない。 　高校に上がってからは、もうほとんど一言も。 『親戚に嫁ぐんだ』 　そんな…

小説家は孤独というわりに、SNS見てると繋がりまくってるの、なんなんですか？やめてください、ぼっちには効きます。

山田地粮は近未来として活躍する兼業作家だった。 ちょっとしたことからAIを使うようになってその便利さにのめり込んで、今では執筆まで任せるようになっていた。 でも、AIは自分の意思…

　運に恵まれない男、枇杷島。 　彼が語るには、人の運には総量があるという。 　そして、彼が不運なのは人生の中でたった一日、持てる運全てを集約した吉日が存在するためだと… 　彼は自…

聖を帯びた人々と魔を帯びた魔族が、互いの正しさを信じ、魔法で、剣で、戦い、領土を得る為に殺し合う世界『イーフォン』 そんな世界の中で、人々は魔族を追い詰めて行く。 そんな劣勢を…

《　悪魔はまだ、未完だった。　》 　時は2125年。人々の脳にはマイクロチップが埋め込まれ、インターネット・ニューロリンクに繋がる時代。脳の中から読書や学習、娯楽……そしてSNS…

　西暦２０３０年、世界は２０２５年代のグローバリズムの蔓延で、グローバリストのプロパガンダによって、精神の覚醒に失敗した旧人類と、地球の次元上昇により精神覚醒した新人類との間の、…

　新子トモカと忍海ユウタは、まだ付き合ってはいない。 　彼女にとって、彼と付き合いたいという気持ちがあることはその通りである。 　彼も学園の時から、さんざん「俺と付き合えって」と…

　大阪の聖モウエエワ学院に入学した難波翔人は小柄で愛らしい先輩、阿部野橋遥から『Ｍｋー１グランプリ研究会』に誘われる。なんとも大阪らしい研究会だと思った翔人は、入学式で気になって…

かつて、勇者と共に行動をしていた魔法剣士「炎のガラ」ー引退し、ひっそりと暮らしていた彼の元へ、一つの依頼が舞い込んできた。それは、森に潜む伝説のドラゴンを退治せよというものであっ…

青山百合葉は死ぬことができない女子高校生である。 ついでに言うなら、化物にだってなれる。 いや、どっちかっていうと、化物の方が本当の姿？ ま、どっちでもいいでしょ。 笑えるほど…

　僕は幽霊部員だらけの文芸部を維持するため、孤独に本を読む日々を続けていた。それは僕が引き継いだたった一つの伝統だったから。 　一人の部室にも慣れた日のこと、だれもいないはずの部…

個人的な日記です。ふとしたことを書き留めておきたくて作ってみました。 毎日更新するのは得意ではないので、積極的に書くというよりも、メモしたい出来事があったら残す感覚で書いていきま…

「俺」がイライラしたり、しなかったりする話。

「くっ、殺せ！」 　女騎士レイナは、男騎士バルツに勝負で負けた。『負けた方は勝った方のいうことをなんでも聞く』、そういう約束で。 　バルツが最初にレイナに言ったこと、それは、…

「おれのビジネスパートナーにならない？」 天下の詐欺師 レオナルドが次のカモにしようとした相手は、元殺し屋の青年 ”凶麗のジュナ”だった。 　彼は殺しの依頼のせいで女神ヒルテに呪…

男爵家令嬢セリーヌは、若き皇帝ジェイラスの夜伽相手として、彼の閨に送り込まれることになった。本来なら数多の美姫を侍らせていておかしくない男だが、ちっとも女性を傍に寄せつけないのだ…