「中華風ファンタジー 中華ファンタジー」を含む小説

古代中国を思わせる帝国〈黎国（れいこく）〉。 絶対の王・**天黎（てんれい）**は、民を導く“天の子”として孤高に在った。 感情を封じ、ただ国の安寧のために生きる彼の前に、 ある…

　生まれた国で『夜火の魔物』と呼ばれていた。 　その国は帝国の属国となった。 　夜火の魔物──彼女は、帝国に渡った。 　彼女を救ってくれた存在、帝国の『秘宝』に会うために。

世界の始まり。始まりには偶然は左右しない。時の中に埋もれた悠久の物語をこの世界の王と築いてみませんか？ 悠久のはるか昔、どこかにあったかもしれない世界の物語へようこそ

竜帝に現れた“番（つがい）”――それは、天が定めた愛であり、同時に呪いでもあった。 愛する婚約者を持ちながら、平民の娘と番を結ばされた若き竜帝・黎翔。 理性を奪う宿命に抗い、帝…

人と神と魔が交錯する世界――。 人々は形なき“霧魔”の脅威にさらされていた。 霧魔との戦いを宿命づけられた禛国の皇子・白夜。 彼に父皇が命じたのは、名門冰家の公子・柳影との主従…

とある大国の幼い姫と、それに仕える軍師見習いの少年。 ともに育ち、互いを誰よりも信じるようになったふたりを、 “身分”という壁が引き裂いてゆく。 それでも、離れた心が重なるとき…

反乱の最中、若くして命を落とした皇太子・蒼詠は、二十一年後、少年宦官・綺宵として後宮に転生する。 権力争いには関わらず、静かに生きる。 ――そう願っていたはずが、彼を待っていた…

貴方を守り続けると誓います。この命が尽きるまで――― そう言って彼は、醜いこの足に口づけた。 濡れ衣の罪で烙印を刻まれた青年・李飛龍は、 月性(オメガ)と言うことをひた隠しにし…

颱国の宿敵、浩国の皇太子のもとへと妹の代わりに嫁いだ皓月。 心が通じかけたその矢先、母皇の命で颱へ連れ戻されてしまう。 皇太子の身分に戻った皓月に、母皇は「速やかに子を成せ」…

耀秀。かつて如親王国にいた、天才軍師、耀勝。 その耀の一字を持つのは偶然か？　それとも必然か？　 趙武。かつての偉人が死んで２００年。平和だった国々は、荒れ始める。原因は、各地…

お前のためなら、命を育んでもよいと思ったんだ――。 百余年前から女が激減し、数少ない女性が貴重な「財産」としてやりとりされる皇国。貧乏貴族の末男だが女として育てられた暁燕《しょ…

千年王綺譚の第4巻です 是非1巻から読んでみてください♪

九龍《ジゥロン》帝国の龍皇女、蔡蕈霸《ツァイ・シェンファ》は特異体質のせいで、人里離れた山奥に長年隔離されていた。だがある時、帝国領内に小さな隕石が落下。瞬く間のうちに未知のウイ…

かつて湖に身を沈めた歌妓・蘇玉は、別の身体で再びこの世に生まれ落ちる。 転生した名は琳花。舞台は、詩人や官人が集う月明かりの楼閣・碧水楼。 そこで彼女は、かつての恋人・藍司と再び…

皇帝の母である太后の面首（愛人）として控鷹監に集められた青年たち。だが、彼らの目の前に現れたのはまだ年若く輝かんばかりの美少女、蓮花であった。 事前に聞いていた話と違い、大いに戸…

岩石砂漠となった故郷に緑を甦らせたい月桂は、ある日自宅の庭の水路で、満開の花の中で倒れている美貌の青年を見つける。 彼は月桂が欲する、大地に命を与えることが出来る力を持つ「色命数…

紅玲華（こう れいか）は、役人の家に生まれた三女。だが、「女子は裁縫や芸事を学ぶべき」とされ、剣を学ぶことは許されなかった。しかし、密かに剣術に憧れ、双子の兄・紅凌（こう りょう…

　帝妃と呼ばれる最高権力者を頂く帝国は、その圧倒的な軍事力を背景に領土を拡大し続けていた。 　その際、併合した民族を取り込んでいったが、帝国人と異民族との間で階級闘争が起こる。…

罪人の娘として生まれ、後宮の片隅で毒見係として生きる少女、鈴蘭（りんらん）。彼女の唯一の心の慰めは、薬草園で植物たちの声なき声に耳を傾けることだった。植物の微かな気配からその性質…