「青春短編」を含む小説

　１９９３年の北海道・恵庭市。夏の終わり、小学６年生の４人は、ひょんなことから１枚の古い手描きの地図と謎めいた暗号を発見する。 「これは宝の地図かもしれない」——そんなワクワクと…

夏の雨の日、高校生の鹿島八雲は、自称シーシャバーのお姉さんこと月花と出会う。 将来の不安を抱える八雲と未来を諦めた月花が、ファジームーンという銘柄のタバコを通じて、ささやかな成長…

「全肯定屋はあなたのことを全肯定！　愚痴も相談も受け付けます！」 　孤独が怖くて、仮面を被って生きてきた俺・直枝佳希《なおえよしき》は、入学する高校の同級生、全肯定屋を名乗る美少…

人は誰しも仮面を被る。 自分の抱える歪みを隠し、恥じない矛盾だけを見せびらかしながら。 だからこそ、ありのままの自分を惜しげ無く晒せる居場所を求めるのだ。 意識的に、無意識のうち…

最終列車に乗った僕は、夜明けを目指して揺られる

　不登校の私は、大学図書館である男性と出会う。出会ったばかりの彼はなぜか植物生理学の本を手渡す。 ※この作品に犯罪行為を助長する意図はありません。

小説好きの高校二年生柊彩。 期末テストが終わって図書館で新作小説借りると…… 「主人公の名前、私の名前といっしょじゃん！！」 彩の受難が始まる。

出会いは人生を変える。 陸上もまた、人生を変える。 これは、そんな二つに世界を大きく変えられたとある青年の話。

主人公の伊月は現役サラリーマンで残業に追われる日々。そんな日々に疲れた5月9日の夜、同僚から「今日は誕生日なのか」と問われたことで学生時代の懐古に浸る。 亡き友人と先輩たちからの…

田舎から引っ越してきた橘こはるは、転校初日から都会の洗礼を受けてしまう。 多様性って、なんだろう。 普通って、どこからどこまで？ 差別なんて、そんなつもりなかったのに。 女の…

　高校3年生の夏、僕・春樹は幼なじみの夏希に片思いをしている。明るく人気者の彼女は、僕にとって高嶺の花だ。 　​ある日、夏希から「一つだけ、聞きたいことがある」と真剣な顔で声を…

吹奏楽部の合奏が響く、夏の校舎に座り込んで話す二人。 「『約束』って聞こえだけはいいよね」だなんて零す彼の瞳には、私の姿はなかった。暑さのなかにヒビを入れた冷たさで思い出す記憶と…

【短編】 ある日の出来事。

奈々…高校2年生、中学生の頃から陸上を続けている 阿須さん…高校2年生、高校から陸上を始める 高校生特有の思春期の心情を描きました 共感してくれる人もいるはず 続きも書ければい…

幼馴染みで親友の舜と通。キャラは真逆だけど、幼い頃からずっと仲が良かった二人。しかし、あることをきっかけに平穏だった二人の関係が変化していく──！？

朝起きたら語尾に♡マークついてた女子高生の話。 百合です

小さなころから、どこへ行くにも一緒だった彼女。 けれど、夢を見つけたその日から、少しずつ遠くなっていく。 カメラのファインダー越しに彼女を見つめながら、私は気づいた。 飛び立つ…

健太と綾乃の夏休みは、ソーダアイスの味がした。

台湾のを舞台に、「証明」だけを信じる男子と、感情豊かな少女が織りなす、ちょっと不思議で甘酸っぱい青春ストーリー―― 「感情？そんなもの、必要ない」 無表情な理屈男子・林葶驀と、…

屋上で絵を描く私に突然話しかけてきた彼。 空を見に来たという彼は初対面なのに馴れ馴れしくて、それでいで少し天然だった。 毎日のように屋上にきては私の絵を覗き込む。 そんな彼…