「#短編・完結」を含む小説

丑三つ時。 そんな誰しもが寝静まる刻のなか、少女はリビングで物音を聞いた。 慎重に進んだ先で少女が見た景色は暗闇で貪る姉の姿であった。

531字の短編です。舞台は江戸時代ですが、お読みになれば題名にご納得頂けると思います。 ご辛抱お付き合いを有難うございます。

ふだん仕事が忙しいケイは自分の誕生日に有給休暇をとって、あてのない電車の旅に出ることにした。

僕、こと藤川深夜はアルタイル探偵事務所で助手をしている。探偵さんの元に、今日も依頼人が一人。一体どんな事件だろう。 ーー気が向けば、続きを書くかも　著者

家に帰るたび、必ずチャイムを鳴らしてから入る―― 物心ついた頃から続く、うちだけの奇妙なルール。 当たり前に繰り返されてきた日常は、 ある日から少しずつ歪み始める。 「お母さ…

黒猫の夢を見る。 優しい旦那と過ごした妊娠期間に繰り返し見るその夢は、何を暗示していたのか。 少し不思議な、家族の物語。 1000文字程度なので、1分ほどで読めます。

認知症によるうわごとで誰かと会話する叔母。それは全てまだ生きている人と思い出を語るもの。 ところが、今日会話している相手だけは既に亡くなっている人だった。いよいよ死期が近いのかと…

好きな人がいた。 好きな人には、好きな人がいた。

学校には、いまも語り継がれる七不思議がある。 ――そのひとつが「段数の合わない階段」。 噂を半信半疑で試しに行った二人の生徒は、放課後の静まり返った校舎で実際に階段を数えはじめ…

昔好きだった乙女ゲームのアプリを再インストールしたら、なぜかゲーム内の芋臭サポート令嬢に転生してしまった…！！ ※一人称小説の練習として書いてみた短編です。いかにも「これはプ…

俺・南雲雄一、高校生。ある日、ただ家のトイレに行こうとしただけだった――。 だが、頭のネジがぶっ飛んだ発明家の父と母が作り上げた、発明品の数々が牙を剥く！ 動く廊下に逆流する階段…