「彫像」を含む小説

怠け者の第三王子、ラウルはある日宝物庫で綺麗な白と赤二色の宝石を見つけたが、不注意でそれを壊してしまう。不意に現れた不気味な雲に嫌な予感がして城下町に戻ると、彼は氷漬けにされた街…

カクヨムの自主企画でイベントで「大人の童話」と題した企画を見たが既に締め切りが三日と迫っていて間に合わなかった。もう三十年以上もの昔、二十歳代、コンピューターも無い時に書いた原稿…

　エルフの王セージェリオン（セージ）は、史上最強の魔法使いとして栄華を極めていた。 　だがあるとき部下の裏切りにより、小さな彫像へ封印されてしまった。 　500年後、エルフの奴…

神の似姿である彫像を作ることを生業としていた石工は、ある日、他愛もない、農夫の娘に恋をした。だが、彼女は、神への供物として、山に捧げられてしまう。彼は娘を取り返すため、霊峰への登…

　隣人は路地裏の闇を具現化したような男だった。 　その恋人は、本来その地に差し込むはずであった光を全て奪い取った、真っ白な女神のような彼だった。 　ああ、今日も彼のために、夕闇は…