「人の負」を含む小説

この世界には『穢れ』がある。 例えば隣人がうるさかったり、ぶつかっても謝らない人がいたりして、それで憎めば発生するのが『穢れ』だ。その『穢れ』は溜まれば力を増し、核を得て『異形』…

　人の負の心が生み出す特殊汚泥を清掃する、下水道局施設管理部衛生保安課の新人、清晴と先輩の御堂は、人が寝静まった真夜中に仕事をする真夜中清掃員だ。人によって見え方が違う特殊汚泥に…

六刺 明太(ろくさし あらた)は、まだ中二病にどっぷりと冒されている高校生。なぜなら彼は本当に、異形の存在と戦うことができたから。 彼がいつも身に着けている自称『破滅のブレスレッ…

　高校生小説家・信藤語が憧れていた同窓生・義堂真実が自殺した。クラスを統率し、目立たぬ自分にも気を掛けてくれていた優しい彼女が何故……。しかし、葬儀の場で想像もしなかった彼女の姿…

クリーチャー【 高価な物や自分が持っていない物を所持している者を『妬む』『恨む』『僻む』人間の総称。その間抜けな様。 他を妬み恨む卑しい表情や行為が人造物であり人成らざるものであ…