衛生保安課の新人特殊清掃員・正田清晴の物語。
この作品は現代を舞台にしていながら、特殊な世界観の上に成り立っています。
特殊汚泥と呼ばれる存在、それを清掃する特殊清掃員。
それらの情報が描写を通じて、自然と頭に入ってきます。
特殊汚泥との戦闘描写もテンポがよく、心理描写も重くありながらも快く描かれていて、読みやすい印象です。
そして何より清晴くんの純真さが印象的でした。
人の負の感情にまみれた物語の中、その純真さが一筋の光になっているようです。
闇の中の光。そんな言葉が似合うような物語でした。
是非、ご一読あれ!