「寄稿」を含む小説

レイチェル・ドアーが持ち帰ってくる経費の領収書は毎月毎月エマの頭を悩ませていた。 「ねぇ、レイチェル。この経費、もう少しどうにかならない？」 「無理」 　 　ソファに…

　ウィスパー寄稿文店店主であるエマ・アドソンと唯一の従業員であるレイチェル・ドアーが様々な不思議や、ユニーク過ぎる人々との対話を通して、成長？してゆく物語。 　日常系のほのぼ　…

彼女の名前はトリシア。北の国へ調度品として贈られた「薔薇の種」である。 彼女は愛されるほどに美しく咲き、国中を虜にした。ただ一人を除いては―――― Twitter企画「すさびあい…

蒼子は湖の底で眠りから覚めた。なぜ、こんなところにいるんだろう？生きているのか死んでいるのかも解らない狭間で目の前に現れたのは、真っ白な”水の精”だった。 「この言葉の意を解いて…

工場らしき建物で目を覚ました”俺”は、全ての記憶を失っていた。手掛かりを求めて、人気のない工場を彷徨う。ベルトコンベアーで運ばれていくのは――缶詰？ ※http://higahi…

性別越境アンソロジー「兼ネル」に寄稿させて頂いた小説です。 母の日の似顔絵を描くときに、母が不在で、弟に化粧させて似顔絵を描いて乗り切ったら、その後で弟がいろいろとなる話です。 …

　皆さんこんにちは、水無月一姫です。知り合いからはヒメちゃんとかって呼ばれてます。三ヶ月くらい前に謎の黒い穴から落ちて異世界へ飛ばされて来ました。 　今日は店長がいきなり広報誌に…

文化祭を控えた放課後の屋上。 俺——神前因幡はある少女をそこに呼び出していた。 少女の名は水名瀬玲那。 美少女で、小説家で、俺の可愛い後輩である彼女。 俺は彼女に文芸部の部誌に寄…

　昔、長編小説同盟Obsidian様（閉鎖）に、「本」というお題で寄稿させて頂いたことのあるお話の推敲の推敲の……（何度色々いじったか分かりません）です。 　キャッチコピーに…