「高校生百合」を含む小説

お風呂に入るのが怖い女子高校生と、雨音を聴くのが好きな女子高校生の話。

セツナは十七歳に死ぬの八月二十三日に寿命が尽きて死ぬ。 AIによる寿命測定システムにより、残りの人生が分かるようになった日本。平均寿命が９０歳を超えて１８歳未満で死ぬ子供がごく…

七瀬京花は同性の親友、立花美月に恋をした。 七瀬の見立てでは、美月は唯一の親友である自分のことを相当大切に思っているハズ──だけれど、その気持ちはふつうに友愛だ。 それでも美月へ…

　明珠女学館第一高校科学部の掃部千枝美（かもり・ちえみ）は、同じ部の澄野愛（すみの・あい）と「歌合」についての感想をかわしたあと、愛への思いが止まらなくなる。千枝美のその思いは、…

　かつて「サイコバニー」と呼ばれていた同級生がいた。彼女が再び戻ってきた夏は、私にとってかけがえのないものになる。多分。

両片思いの女の子たちが仲良くゲームして脱いだり脱がされたりするだけの話。

学校では完璧、二人だけの時には甘えん坊の少女——日山暁璃（ひやまあかり）は、学校では孤高、二人だけの時には世話焼きの少女——月島宵歌（つきしまよいか）と身にならない時間を共に過ご…

親が失踪し、祖母宅で暮らす高校生の八重子には幼馴染みがいた。 結衣もまた親がなく、たびたび八重子の部屋に侵入してきては物を盗んでいくのだが、結衣の両親がいなくなったのは自分のせい…

同級生の村沢汐里に片想いを寄せる春谷莉音はクラスで一番の小心者。そんな彼女は汐里に縁日に行くことを誘うと、一緒に行こうと返事をくれた。当日賑わう神社の境内にある露店で願いが叶う金…

六月に入って急に決まった転校。複雑な感情を抱きながら主人公の足利鈴音は父の車に乗って移動する。梅雨の湿り気に憂鬱な気持ちをしていると、案じた母から、引越し先には五年以上会えていな…

卒業したら、さよならだよね。 伝えたかった言葉は音も立てない道端の雪。

公式自主企画「百合小説」参加短編その３。終始、ほのぼの。王道の幼馴染百合。山なしオチなし。

彼氏ができた。 そう嬉しそうに話す、幼なじみの明日香。しかも、私にも彼氏ができたら、ダブルデートできるねなんて言ってくる。 これは、友人として祝福してあげるべき。だけど、ダブル…

王子と姫、と言うキツめのあだ名で呼ばれる女子高生、２人が実は幼馴染であることを知る人はそこそこいましたが、実は王子がパシリである、ということを知る人は誰もいませんでした。 現代女…

「立川絆」はリョナラーである。 隠れて傷ついた少女を描いては、満足する日々を送っていた。 そんなある日、遥々オーストラリアから「豊田アリス」という転校生がやってきた。

　開いていたスマートフォンの液晶に雪がひとつ落ち、液晶の画面を伝って地面に落ちるのを見て、私はスマートフォンを見るのをやめ、コートのポケットの中に仕舞った。何かメールやラインを打…

公式自主企画参加作品。 どちらかと言えば、という判断で文芸百合部門に投稿。おおよそライトノベルとも言って差支えないラブコメ。ほのぼの。美少女が抜刀し、剣戟アクションなんて展開はな…

【カクヨム公式自主企画『百合小説』　文芸百合部門参加作品】 白石瑠香（生徒会会計）：高校２年生。主人公。 相内美優（生徒会書記）：高校２年生。瑠香に想いを寄せる。 始業式。美…