「GL（ガールズラブ、百合）」を含む小説

処女作です。 凍えるような日の帰り道、落ちているキーホルダーを見つけた女子高生二人。 キーホルダーが二人の想いを語る、10分で読める短編百合です。

美香に手を引かれて、私は今年もまた、夜桜の咲く神社へ向かう。 誰も来ない石段の上、小さな祠の下で寄り添いながら、銀の髪と黒い髪が交わるたびに、終わってほしくない願いが強くなってい…

そこそこのお金持ちで親同士が決めた許嫁がいる、まるで物語から出てきたかのような美しい容姿に気品を感じさせる微笑を浮かべているのは何を隠そうこの私、天童絢香である。 なんの不自由…

初雪の降るキャンパス。 図書館の窓からぼんやりと外を見ていた文学部一年の綾は、 昨日すれ違っただけの「彼女」のことが頭から離れない。 雪は深くなるばかりで、勉強なんて手につかない…

本作の主人公プリシラは魔族の生まれにあった。 魔術学校に通う冴えない少女プリシラは、異形の少女アリスと出会い、魅了されていく。 学校の闇、アリスの秘密、プリシラの過去を紐解くハ…

夏の始まり、私は心を、自分自身を捨てる為に海に来ていた。その時、見知らぬ女性が話しかけてきて、。 私と彼女、同じ性別、同じ境遇、だから分かり合える、好きになる。 この思い出を一生…

恋人・雫の海外留学当日。 同性ゆえに親から別れを迫られ、一度は身を引いた私立探偵の綾。 でも、やっぱり耐えきれなかった。土砂降りの雨の中、バイクを飛ばす。 途中で大事故を起こし、…

「私たち、付き合うことになったの！」 　高校一年生の綾川凪沙（あやかわなぎさ）には、同い年の仲良し幼なじみがいた。 　その名は坂宮優璃（さかみやゆうり）。 　彼女は、若者に大…

少女・七瀬芽衣は今日から高校生。初登校の日、ルンルン気分で足取りも軽く家を出た。けど、しばらく歩いたら、突然、異世界に来ていた！？　友情・百合要素有りのラノベもどき小説。第2回カ…

夜のクラブで働く綾は、客のしつこいアフター強要と暴言に我慢の限界を超え、頭から水をかけて追い出し、さらには今までの売り上げ相当の100万円を叩きつけて「もう来るな」と突き放す。高…

妹が死んだ。 私は妹の代わりとなった。 死んだ妹の代わりに大奥に上がることとなった私は心から好いていた婚約者との婚約を破棄され、日々身につかない稽古事をしていた。そんな廃れた私…

平穏な日々を望む朝日優。波風の立たない毎日が、彼女にとっての「ちょうどいい」だった。 ――そんな日常が、一人の少女によって揺らぎ始める。 新学期、同じクラスになった日野夕理。積極…

赤く濃淡のある夕日と、空の上は鈍い青空。この冷たい風に当たるのは、私達以外に誰も居ない。ばさばさ、と唸る旗、昨日の雨で濁る川を横目に、私達は歩いた。

綾と美咲は長い間、すれ違い続けていた。喧嘩すらできず、冷たく距離を置く二人。ある日、ついに綾が「別れよう」と言い出す。美咲は驚き、怖くて震えるが、実は彼女も綾に嫌われるのが怖くて…

良い人気と悪い人気を両方もつ神秘的で棘のある元アイドルが 「オマエだけは...離れないでくれるよな...?」と手を握って怯えた表情をしてくるようになった、っていうお話

「これって、私たちのことだよね？」 自室の扉を開けて中に入ると、幼馴染の坂城優花が私のノートを読んでいた。そこには、私と優花にそっくりな女の子たちが登場し、恋をして、触れ合ってい…

5年間意識不明だった栞が目を覚ます。その瞬間、ずっと待ち続けた綾の心は、涙と喜びで溢れ返る。 再び触れることのできる温もりに、彼女は絶対に離さないと心に誓う。 過去の傷を乗り越え…

高校生の雪乃は、家庭の問題で心に深い孤独を抱え、時折綾の家に転がり込んでくる。そんな雪乃がある日、スーパーで万引きをしてしまい、警察に捕まる。身元引受人として呼ばれたのは、雪乃の…

　雪の夜、誰からも名前で呼ばれない伯爵令嬢アヤの元に、新米メイドのエリザベスが紅茶を持ってやってくる。 　身分の壁がある屋敷の中で、ただひとり彼女だけが「アヤ」と名前を呼んでくれ…

幼馴染に対する愛が溢れてきたので書きました。どうか、この気持ちに気づかれませんように