「短編（一話完結）」を含む小説

やり直しの効かない一発勝負の総合芸術の世界にて。 演じる者の業、演じることは罪なのでしょうか？ 演じる中で見える素顔の私の話。 第３回GOAT文学賞　落選作品 主催側WEBフ…

お手頃なクイズはいかがですか？ 友達の弟が遊びに来た。彼のあまりの初々しさに悪戯心が芽生えた「私」は、自身の『一風変わった名前』をネタにしてクイズを仕掛ける。

△△団地にある不思議な穴。 それは入れたものに応じてその金額が返ってくる不思議な穴だ。 色々なものを入れてその分のお金は返ってくる。 価値あるものならば。

かつて大阪のバーで夜に生きていた男。 酒と音楽、そして刹那の人間関係に身を委ねていた彼の前に、ある日ふと残された一枚の手紙と、昼の光のように現れた女性、そして二匹の猫たち。 夜…

「狐の嫁入りって、狐がかわいそうだよね」 　二人で一つの傘をさしながら、彼に私は言った。 　夕茜が私たちを照らして、それでも雨は降っていた。 「お嫁に行くときは絶対に雨が降…

貴方が行きたいのは謎多き空中都市？ それとも娯楽にあふれた地上のスラム街がお好みかな？ 街のはるか上空にある浮遊島にだって…… アタシのドラゴンタクシーなら、ひとっ飛び。 ここい…

僕には超能力がある。 超能力と言っても、空を飛んだり身体を透明にしたりするような漫画的な事は出来ない。 『物の位置を入れ替える』 出来ることはただそれだけだ。

夏だし、折角だから怖い話でもしよう。

★注意★ 魔物や人間相手にも斬り合い殺し合い、命の奪い合いなんかが書かれます。暴力描写が駄目な方はそっと閉じてください。 ★注意★ 本編のネタバレ要素を含むため、本編を読んでから…

１分で読めるに挑戦中です。 なかなか難しいです。 文字数が減らない……。 千文字以内で書かれている作家さん達、本当に凄いなあ、と思います。

龍と竜

「あ、もしもし？俺だけど、ちょっとさ、お金貸して欲しくて…」

丑三つ時。 そんな誰しもが寝静まる刻のなか、少女はリビングで物音を聞いた。 慎重に進んだ先で少女が見た景色は暗闇で貪る姉の姿であった。

────── 「じゃあもう一つ聞くね。まだ忘れていることない？」 　海斗の体は震えていた。 　多分限界だった。 　私が今すぐ抱きついて、温めたいくらいだったけど、思い出してもらう…

僕、こと藤川深夜はアルタイル探偵事務所で助手をしている。探偵さんの元に、今日も依頼人が一人。一体どんな事件だろう。 ーー気が向けば、続きを書くかも　著者

家に帰るたび、必ずチャイムを鳴らしてから入る―― 物心ついた頃から続く、うちだけの奇妙なルール。 当たり前に繰り返されてきた日常は、 ある日から少しずつ歪み始める。 「お母さ…

好きな人がいた。 好きな人には、好きな人がいた。

学校には、いまも語り継がれる七不思議がある。 ――そのひとつが「段数の合わない階段」。 噂を半信半疑で試しに行った二人の生徒は、放課後の静まり返った校舎で実際に階段を数えはじめ…

昔好きだった乙女ゲームのアプリを再インストールしたら、なぜかゲーム内の芋臭サポート令嬢に転生してしまった…！！ ※一人称小説の練習として書いてみた短編です。いかにも「これはプ…