「異世界ファンタジー 短編」を含む小説

これは、問題を起こした貴族子女を受け入れている修道院の、責任者である司祭の心の声がついこぼれ落ちた時の話である。 ざまぁ系によくある、貴族子女が最後に連れて行かれる修道院。 ま…

慎二は人一倍異世界に憧れる冴えない男で、いつか異世界に行くことに憧れていた。 彼を叶わない夢を見る哀れな男、と思うだろう。 しかし彼の夢は実現する。 問題は実現した後であった……

焼けるような夏の日、僕はただの夕立として世界を濡らした。 誰の記憶にも残らない、小さな雨。 けれどその日、王都の広場で断罪されるひとりの悪役令嬢に出会う。 群衆の嘲笑と石の雨。…

旅人は、実在するとも知れぬ魔法使いに会うために、森の奥の寂れた小屋へ辿り着く。 魔法とは何なのか？なぜ、その存在は消えようとしているのか？ 今、旅人と魔法使いの対談が、夜の闇を…

旅人が見つけた屍。それはかつて魔王から世界を救った勇者そのものだった。 傍に残された遺言に書かれていた、勇者の想いとはいったい？ ーー透月宙の掌編小説　記録01

瘴気が民を蝕む王国。魔族の血を引く少女アリーシャは、仲間を失い、尊厳を傷付けられても生き延びてきた。 命すら奪われようとした夜、彼女は冷たい瞳に義憤を秘めた第二王子ノルヴィスと出…

作家仲間と1時間で短編を書こうという企画で書いた作品です。 2000字程度ですぐ読めます。いい出来だと思ったのでほめてくれると嬉しいですｗ

　幼き頃に両親を交通事故で亡くし、義両親に引き取られてからというもの、義両親の学歴コンプレックス故、勉強以外の一切の娯楽を封じられていた主人公の桃田郎。 　義両親の学歴コンプレ…

「今日も何もなかった」と日記に書く少女ユメと、完璧な笑顔を演じる泡の国のプリンセス・アリア。ある日、魔法のシャンプーによって鏡を介して入れ替わった二人は、お互いの人生を歩み始める…

国王は、世界中で謎を解いて回っているという少年――ソウに関する噂を耳にする。 曰く、彼に解けない謎を与えた者には、願いが一つ叶うという。 暇を持て余していた国王は、噂の真偽を確…

東京本社で正論を言った佐藤令成（サトウレイセイ：５０歳）は異世界「ダイトカイ」へ追放される。早速ドラゴンにひかれかけるが、魔法学園の少女ミオに助けられた。いずれザマァはしますが、…

魔法が忘れられ、科学と機械が人々の生活を支配する時代。 そんな世界の片隅に、いまだに“魔法屋”を名乗る場所が残っていた。 ――《魔法屋リゼラ堂》。 そこにいるのは、昼まで寝てばか…

忙しい仕事、マッチングアプリでも連戦連敗。 将来性の無い自分の人生。 そんなこんなに疲れきっていた僕の唯一の癒し。 それはどこか不思議な雰囲気の女性が経営するカフェ。 彼女に何…

　父の代から続く、悲願の魔王討伐を苦難の末に成し遂げた勇者アイル＝ラグドール。 だが皮肉にもその功績によって、自分よりも偉大な存在になる事を恐れた王によって国を追われる事となる。…

卒業式当日、王子は婚約破棄を宣言した。なんと、主席である宿屋の娘シェリーと婚約するというではないか。突然婚約破棄された日陰の令嬢？は、その立場からおとなしく身を引き彼らの真実の愛…

幸せに“−”と“＋”があると知ったとき、 灰色の世界は虹色に変わる ――感動異世界ファンタジー。

敗戦の街を覆う絶望の中、かつて人類を震え上がらせた魔族――元魔王の女性が歩みを進める。 罪を背負い、人々の罵声や憎悪を浴びながらも、彼女は自らの意思で断頭台に立つことを選んだ。 …

大学最後の思い出に熱海へ卒業旅行に向かった6人の仲間たち。しかし、密かに想いを寄せる創が体調不良で参加できず、美樹は失意の中、透・菜緒・宗一郎・定志・船長の真木と共に海釣りに出発…

誰にも見送られることなく死んだ男が、目覚めれば異世界の雪原にて幼き少女に「必要だ」と迎えられていた。 再び握った鉄槌から響いたのは、ただの金属音ではない。希望を繋ぐ“約束の音”だ…