「現代 掌編」を含む小説

エアードロップに突如受信。 一昔前に卑猥な画像を飛ばす迷惑行為が横行していたがそれだろうか。とりあえず、ファイル確認。 「嘘やん」 車内にも関わらず思わず吹き出してしまった。…

常久勝志は、学生時代は勉強も部活も恋愛も勝ち抜いた男。社会人になりコスパの良い商品を売る店を作るも、ブランド力でしか見ない世の中に不満を抱くが…？

主に前任者が大学時代に発表した短編や、新たに書き下ろした短編などはここに公開されます。 世界観は全て同一のものとしておりますので多少の繋がりを感じ取って下さい。

以前頻繁にDMを送ってきた、自称辛口批評家の話。

デートでやらかした男。一日をやり直せる時計を手に入れて、人生の歯車が回りだす。

ある兄妹の会話

さて困ったぞと、こういう時に頼りになるのが親なわけだが、その親の問題なのだからまったく難儀しているのである。 「恐れ入りますが、二時間ほどで決めていただけますと」 病院。死体…

一話一話に異なる定義の幽霊が登場します。貴方の気に入る幽霊はあるでしょうか。

ある四月の日曜日。自宅。男がふと、気づいたことをゆっくり短く書きました。 ちなみに、あなたは、割れた卵をどう扱いますか？

酷暑の夏、東京の上空に突如としてラッパの轟音が鳴り響く。雲の裂け目から現れたのは巨大な白馬に跨った巨人の男。その巨人の男は『光の戦士イーシュ』を名乗る。彼は一体何の目的で東京上空…

投稿テストに、noteに掲載していた掌編を転載。 数年前に中央線車内で書いた記憶。

缶コーヒーのオトモ程度の掌編や詩、エッセイです。 ちょっとキワモノのごった煮になってますが、お気軽ですよ。

東京に暮らす主人公は母親と共に京都で桜を楽しみに来ました。体調がいい時に旅行に行こうと誘った母親に賛成してのことです。東京にいる普段から慕っているおじ様という男性に送った手紙とプ…

ご来店有り難うございます。 店主の京野薫です。 当カフェバーでは、アイルランド料理やウイスキー、ジャスミンティーや様々な季節のスイーツと共に、様々な方々の日常を切り取った物語を…

各所で公開中。

うららかな春を絵に描いたかのような日のことでした。

　漢、という国があった。 　所謂『三国志』の物語、その途中まであった国だ。 　その漢を起こした高祖・劉邦の配下――あるいは協力者――の一人に、韓信という男が居た。 　現代でもしば…

紙面上の文字を喰らう怪異、『紙魚』。そんな彼は現代において、ツ〇ッター文学にありがちなインスタントなエモさを脳死で摂取するばかりの浅っさいオタクになっていた。これは、オタク好みの…

高校に入学して間もなく友人の桜井君に誘われて、ひとつも興味無かった柔道部の入部見学に訪れた波留は、恋に落ちた。柔道部員の郷田先輩に一目惚れしたのだ。しかし、郷田は波留ではなく桜井…