「ショートショート短編 カクヨムオンリー」を含む小説

リハビリ作です。純文学。 一応アイドルと関係はしております。

ホームで見送る話です。

決めたんだ。 僕の女神は、この人だって。 だから。

とある地方の高校――その中で第五文芸部という小規模な部活に、たった2人で所属している桜花くみと高世むつみ。 特に文芸部っぽいことをするわけでもない彼女たちだが、くみが何度も同じ…

人気力士の夢良関が大阪場所で活躍している。三年前の大怪我によって引退の危機があったのだが、たゆまぬ努力を重ねて見事に幕内復帰を果たしたのだ。

あなたは〈呪いの夢〉という怪談を知っているだろうか？ 〈不幸の手紙〉ほどには有名ではないが、高校時代にこんなことがあったのだ。

KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～ 第3回 お題「妖精」 約1200文字の短編です。

由美子は２０代の女性。 彼女の日常はごく普通、でも……？

馴染みの店で耳にしたのだが、常連客の小父さんが「妖精を見た」という。いい加減なことばかり口にする人なので、私は半信半疑だったのだが、まさか、それは嘘ではなかった？

　職場で人気の目良正人《めらまさと》は、家で飼っているたくさんの動物たちを可愛がっていた。その愛の強さゆえに、私は正人と恋人になるチャンスはないと諦める。 　そんな中、私は突然目…

「ひなまつりコンサート」の舞台裏は揉めていた。出演予定の歌手が二人ドタキャンをしたため、予定が混乱して、開催があやぶまれていたのだ。だけど、私は出演者の一人として、何が何でも中止…

　私の名前はひなまつりを連想させるらしい。 　その名の通り私は、3月生まれだ。ただし、名前の由来は意外にもひなまつりではない。 　実は私の生まれた日の朝、あられが降っていたとい…

KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～ 第1回 お題「ひなまつり」 900文字の短編です。 ※読んでくださる方へ 温かな話を試みましたが、…

昨年のKACに続いて、ピッタリ賞ねらい。９００字で描いてみました。バリバリ仕事人間だった男の話かな。私としては、ほのぼの（？）。ホラーではない。たぶん。なんか、密かにありそうな話…

僕は気が付くと闇の中のベンチに座っていた。死んだようだ。そこに、君が現れた。 2025/3/6 改稿しました。

私は友人と一緒に訪れた温泉地で、忌まわしいものと再会した。雛祭りイベントで飾られていたそれは、年代物の雛人形であり、さらに呪われた代物だった。