アイオライト

物語のメインとなるのは、少しだけ尖っていてカシワギ先生に片想いをするナチと、生まれつき髪色が明るくて勉強のできるサチ、ふたりの女子高生です。
そんなふたりと仲の良いナオコ、サチのことが気になる少年オノ……『アイオライト』は彼らが繰り広げる青春群像劇です。

青春という言葉で人々が思い描くのは、爽やかで明るい日々かも知れません。
でも、青春ってそれだけではなくて、時に苦くせつないものでもあるのだと思うのです。
彼女たちが送る青春の日々を読みながら、私たちは自分の若き日と対峙しているのかも知れません。
決して色褪せることのない感情の煌めきと、是非向き合って頂けたらと思います。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（238文字）

高校生の時しか感じられないものってあると思います。
たった三年しかないし、卒業したらもう制服も着れません。

また、スマホがあっても全ての友達ともずっと繋がっているわけではありません。
あの時、あの時間にはもう戻れません。

本作品では、女子高生の日常を通し、そんな懐かしさ、儚さも脆さを感じることができきます。

文体も読みやすくスイスイ読めるのでお勧めです！

是非是非ご覧ください！