「山を汚してはいけない」という古くからのタブーと、現代の「観光地化」という強引な開発の対比が、物語に重厚な緊張感を与えています。父が何を恐れていたのか、その肝心な部分が霧に包まれている。この「忘却」そのものが、山が仕掛ける最初の罠であるかのように思えてなりません。オート三輪という時代を感じさせる小道具も、どこか懐かしく、同時に「逃げ切れない古さ」を演出していて秀逸です。企画からお邪魔します。
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