概要
不可侵の美しさに見えたんだ
ふらりと入った喫茶店では、僕はその手に恋をした。透ける血管まで美しいと感じる、白い手。絡み合ったら折れてしまいそうな細い指。可憐な爪。
ああ、どうしてもその手が欲しい。何者にも侵略されていない新雪のようなその手が、欲しい。
ああ、どうしてもその手が欲しい。何者にも侵略されていない新雪のようなその手が、欲しい。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ナポリタンとクリームソーダ。夏の日の喫茶店で、僕は唐突に「恋」に落ちた
冒頭の数行でもう、がっちりと心を掴まれました。
主人公が一目ぼれをする。場所は昔ながらの喫茶店で、ナポリタンやクリームソーダが手前にある。
そして、お盆で料理を持ってきてくれた女性の手の美しさに、一瞬で恋に落ちてしまったという。
夏の日、レトロな喫茶店に立ち寄って、同じくレトロなメニューで心と空腹を満たす。それだけでもシチュエーションとして最高過ぎるのに、そこで更に恋に落ちる展開にまで。
この物語の空気感にそこで夢中になり、主人公が憧れの「カナミさん」に片思いを寄せる姿をじっと見守ることになりました。
美しい手の持ち主。彼女とうまく距離を詰めることができないので、せめてもと…続きを読む