概要
神様はいません。いませんでした。
とある小さな村へと連れてこられた、まだ幼い女の子。父母亡き後に「親方」を名乗る男が彼女を引き取った。村の権力者の持つ家に閉じ込められた彼女は、味方のないまま、理由のわからない生活を強いられる。
異様な状況に耐えきれなくなった女の子は、ある朝、衝動的に逃げ出してしまうのだ。……
だが彼女に行き場はない。一時凌ぎに隠れた、朽ちた神社でひとりの少女と出逢う。おねえさんと呼び、心の支えと慕うが──
異様な状況に耐えきれなくなった女の子は、ある朝、衝動的に逃げ出してしまうのだ。……
だが彼女に行き場はない。一時凌ぎに隠れた、朽ちた神社でひとりの少女と出逢う。おねえさんと呼び、心の支えと慕うが──
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この話芸、魔手が締め上げ漏らす言葉の汗粒のように
語り口が良かった。この作者のほかの作品を読んでもどれも確かな実力を感じるのだが、この作品もまた手応えがある。特にこの作品は僕が好きなテーマを扱っていたので、取り上げてレビューを書いている。
この短編、一話でこの文章量を一気に語ると普通は饒舌さや多弁さが来ると思うのだが、例えば「。」で句を締めたあとに「…」を入れてから改行など、世界観に合った手法と、作者が積み上げてきたのであろう「話芸」が活かされて、積み上げ/罪挙げられて、いる。
臨場感に関して言うと、この優れた言葉選びの魔手に引き込まれた者には堪らない臨場感を約束出来る。
黒実さん、これからももっと悪夢で魅せ続けてください。