概要
たとえ死のうと化け物に堕ちようとも守る──和風ファンタジー×ロマンス。
〈生贄の因習が残る国境の城を舞台に、
一人の女と、彼女を守る武将の関係を描く
和風ファンタジー×ロマンス。〉
その侍を見た瞬間、まいは悟った。
――これは、人ではない。
月明かりの山道に、紫の直垂をまとった男が立っていた。
背丈は高く、顔立ちは人の形をしているはずなのに、どこか現実から逸脱している。
「まい、と申すな」
名を呼ばれ、喉が凍りついた。
なぜ、この男が自分の名を知っているのか。
――この夜、男との「再開」をきっかけに、まいの運命は回り出す。
応援してくださると嬉しいです。初めて書き手側に立ち、創作することの難しさを感じます。
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