物語が進むにつれてのスピード感、読み出したら続きが気になり止まらなくなります。
都市伝説『胎内回帰』を巡る、静謐ながらもどこか背徳的で、官能的な民俗学ミステリー読み終えた後、喉の奥に「ミルクとはちみつの甘い味」が残るような、読者の五感を支配する筆致が実に見事です。「母性への回帰」という、根源的で逃れがたい恐怖と陶酔をテーマにした、非常に美しい作品です。※☆3つ付けたつもりがうっかり一つでした。すみませんでした。訂正します。
全ては決まっていたことなのですよ。火野の表情ががらんどうにしか見えない。
男性を「胎内にかえす」という伝承。日常的な空間から次第に非日常へ誘う、どこか甘美で優しい恐怖。美しいのに怖さを掻き立てる情景描写によって、気づけば物語の世界に引き込まれていました。読み進めるのが怖いですが、どんどん読み進めてしまいます。しっとりした怖さを持つ、魅力的なホラー作品だと思いました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(266文字)
非常に文章力が高く、面白いホラー作品です。12話現在、読んでいて引き込まれてます。タイトルセンスも素晴らしいです。
美しい文章です。恐ろしいのに、どこか愛しさすら感じるような…。唯一無二の文体に嫉妬してしまいます火野先輩のミステリアスな雰囲気が好きです!
内容もさることながら、作者の確かな筆力も怖い(笑)今後の展開に期待です!
美女しかいない村と聞くとときめくものもあるだろうが、それに続く伝承の気味の悪さ、胎内回帰なるワードがそもそも近づきたくない。そんな伝説に近付いていく主人公たちが王道ホラー。やめといたほうがいいよ! なんて声を掛けたくなりつつも、次の展開が気になってしまう物語です。
4話まで拝読しました。ミステリアスでどことなくエロティックな香りがして……とても面白いです!個人的に民俗学に感心があるので、そんな点も楽しませていただいています。続きも楽しみに読ませていただきます!
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