★
0
概要
丘の階段で、今夜も影だけが増えていく。
「影を踏むなと、猫は言う」──いつものコンビニ、いつもの帰り道。違うのは、丘の神さまが「死んだらしい」と噂されていることだけ。だがその日から、階段には見えない葬列が現れ、遥香の足首には骨の匂いを帯びた冷たさがまとわりつく。猫又の墨は、影と火を操る力で、旧火葬場に溜まった声なき死者たちを、丘の上の墓地へ送り出そうとする。ささやかな日常のすぐ下で営まれる葬送と、残ってしまう「影の残り香」を描いた、ひんやり系都市怪談。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?