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概要
蝉が騒がしい夜は、決してあの山へ立ち寄ってはならない。
「ええか? 絶対に、あの山に近づいたらあかんで」
祖母は祭りに向かう孫に、お小遣いの五千円札と赤い数珠を渡してそう言った。
ただの戯言だと聞き流し従妹の茉莉と祭りに向かうが、蝉の声につられて、祖母の言いつけを破ってしまう。
そこに待ちわびるのは、生なのか、死なのか、それとも……
祖母は祭りに向かう孫に、お小遣いの五千円札と赤い数珠を渡してそう言った。
ただの戯言だと聞き流し従妹の茉莉と祭りに向かうが、蝉の声につられて、祖母の言いつけを破ってしまう。
そこに待ちわびるのは、生なのか、死なのか、それとも……
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