すっげーいい!! すっげー面白い!!
- ★★★ Excellent!!!
ひとこと紹介が子供のたわごとみたいになったが、許してほしい。
面白いんですよ。いいんですよ。
ただなんとも悔しいのが、俺にはこの面白さ、良さを、適切に言語化することができない。だから★だけつけて黙ってようかと思ったのだが、最新話を読んだらいてもたってもいられなくなって、思わずレビューを書きに来てしまった。
「極めて個性豊かな住民とシェアハウスでの共同生活をはじめたよだかくん(ちゃん)(かわいい)のドタバタした日常生活をコメディタッチで描いた作品」というのが梗概になるのであるけれども、違うんだよもー!! そういうこっちゃねえんだよー!!
一度落ち着こう。
この梗概だけが宇宙空間に浮かんでいたとする。
この作品のことは何も知らなかったとして、無垢な瞳でこの文章を読んだときに想像する「個性豊かな住民」と、「ドタバタした日常生活」を、100、くらいのパワーだとしよう。
それで作品を読むでしょ。個性豊かさとドタバタの程度が、5000だったことが分かるわけですよ。
つまりオーダが違っているので、この梗概は正しくない。ただほかに書きようがねえのよ。だからすっげーいいしすっげー面白いから読んでくんろ、と言うよりほかになくて、だったら★を3つつければもうそれでお役御免、他にももっと素晴らしいレビューがあるんだから、とそう思っていた訳なんですけれども。なんですけどもね。
これから俺は特定の話の良さを語るけれども、ただ、もしこの妙に長くなってしまったレビューを読んで、それでじゃあ作品を読んでみようかな、と君が思ったのだとしたら、一つだけ、俺と約束をしてほしい。
必ず、最初から、順番に、物語を読むこと。いいね?
いいね? 本当だな?
という訳でね。第20話 時の恋―1―が、スーパーエクセレント最高にいい。★が10個あるなら全部つけてやりたいほどにいい。
いやー、これはいい。いい! すっげーいい!!
手がかりは全て提示され、一切の嘘はなかった、にも、関わらず俺は、巨大な鉄の塊でふっとばされたようなそういう気分になった。ブラボー!! ほんといい。
ということで、このレビューのことなんか忘れて(たぶん、読み始めたらすっかり忘れると思う)、必ず、最初から、順番に、物語を読むこと。いいね。
個人的には俵屋さんが(他人と思えないせいか)推しメンです。