ペンネームさえも伏線、ラノベに入った主人公は第四の壁を突破できるか?
- ★★★ Excellent!!!
主人公は、作者が創造したキャラではなく、PC、スマホのこちら側、現実世界の人間。
ひょんなことからラノベの主人公にさせられてしまいます。
本人の意思と裏腹に勝手に台詞を吐き、もとからあったストーリーが進んでしまいます。
そこで主人公がとった行動は? この作品での真の黒幕は?
もはや語り尽くされてきた感があるラノベの中での常識、テンプレ。
この作品では、トリックスターとして著者が主人公にフラグを立ててはへし折ったり、無理難題を押しつけています。
本来なら最強であるはずの主人公は、常に劣勢を強いられることに。
彼に逆転の道はあるのか、そして真のエンディングは。
ラブコメ要素も多彩な、いい意味で読者を裏切る(序盤は)学園異能バトル。
今後の展開が気になる一作です。