ペンネームさえも伏線、ラノベに入った主人公は第四の壁を突破できるか?

 主人公は、作者が創造したキャラではなく、PC、スマホのこちら側、現実世界の人間。
 ひょんなことからラノベの主人公にさせられてしまいます。
 本人の意思と裏腹に勝手に台詞を吐き、もとからあったストーリーが進んでしまいます。
 そこで主人公がとった行動は? この作品での真の黒幕は?

 もはや語り尽くされてきた感があるラノベの中での常識、テンプレ。
 この作品では、トリックスターとして著者が主人公にフラグを立ててはへし折ったり、無理難題を押しつけています。
 本来なら最強であるはずの主人公は、常に劣勢を強いられることに。
 彼に逆転の道はあるのか、そして真のエンディングは。

 ラブコメ要素も多彩な、いい意味で読者を裏切る(序盤は)学園異能バトル。
 今後の展開が気になる一作です。

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