本屋さんにあってもいいくらいの面白さ

読了。
面白かった!

古代史というのはそれだけで謎だらけ、その謎にファンタジーを絡めて、なんとも読み応えのある物語になっています。

主人公セイレンは、まつろわぬ民、土雲一族の娘。
そのセイレンが知らない、一族の謎。
土蜘蛛一族とのかかわりが明らかになっていく過程は食いついて読みました。

才覚にあふれ、一筋縄ではいかないリーダー、雄日子。
人の上に立つ王として笑みを浮かべ、冷徹に選択する雄日子には不思議な魅力があります。

物語はこの二人を中心にしながら、大和朝廷との対立が描かれていきます。
それぞれの立場や信念、思惑などが物語を立体的にしています。

いつも更新が待ち遠しかった。
古代史好き、ハイファンタジー好きなら楽しめるはず。
お薦めです。

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