古代日本を舞台とした独特の世界観

双子の妹として生を受けた不遇の娘セイレン。
あるとき、若王・雄日子の守り人として土雲の里を出ることになり……。

書籍化納得の一大エンターテイメントです。
古代日本を舞台としたファンタジーとして代表作になっても良いと個人的に感じるほどの秀作だと思います。
閉鎖された一族から離れなければいけなかった少女セイレンの困惑、神に選ばれたとはいえ血塗られた道を進む雄日子、彼に追随する守り人たちの想い……どれも大変緻密な描写がされており、その世界に読者をどっぷり浸らせてくれます。

この物語に出会えてよかったです。
ありがとうございました!

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