現実に基づいた知識と、別世界の様相を照らし合わせて齎される差異――
位相のズレから見出す基幹技術の考証によって、その世界の理解を深めていく描写がもうたまらん!
いやぁ大好きなんですよねこういうの。
混然一体となって難解になった世界構造を追うこともさることながら、
サスケ君を通して得られる男子らしい感性に、同調率の高まりを抑え切れません。
ボディースーツそのものなのか。その中身なのか。それとも両方なのか。
分かるぞその偏った知識好奇心のパトスが振り切ってブレイクスルーしちゃいそうになる気持ち。痛いくらいになぁ!
拡張性の高い機体に、成長性の高い主人公が合わさり最強に見える!
ここまでの成長要素を詰め込んでくれたのは、大いなる英断といっても過言じゃありません!
ケイさんといい男の子の大好きな要素てんこ盛りで最高だよぅ
後の思わぬ遭遇では、白兵戦に移行するのカナーと思った安易な自分を殴りたくなりました。
だって散々ド派手な戦闘を積み重ねてた作品がいきなり知能戦に移行するとは思いませんよ! やられた!
ディープワン戦でも覗かせた機転の早さと発想力! 持ち前の素養を如何なく発揮させたハッタリの応酬に総毛立ちます。
ステージ2の大元すら色んな意味で攻略しちゃったサスケ君、君はいったいどこまで発展を遂げるというのだ。
ではまた! 本日もお疲れ様です。
【とりあえず第一章読了でのレビューとなります】
不穏を感じさせる第ゼロ話、そして死から転じて全身義体へとその身を変えるという怒涛の第一話を読んで、これは読ませる作品だと思わせる。
実際、そのあとのミ=ゴとの戦闘や、ラーズグリーズを操るナミハナとの出会い、ディープワンと呼ばれる神話生物との決戦など期待を裏切らない。
個人的にはチクタクマンの存在がいいですね。ヴァンパイア・ハンターDで言うところの、『人面疽』みたいな立ち居地で、この邪神がいれば佐助は大丈夫だろうという安心感がにじみ出ていました。
ガンダムへのオマージュをひしひしと感じるロボット物。そして男のロマンを掻き立てるケイオスハウル、かっくいぃねっ! 皆さんも是非ご一読を♪
この手のはデ○ベしか知らなかったのでまずそれが過ぎるわけですが、あれほどスーパーヒーローという感じではありません。
邪神の製造したロボット、ケイオスハウルのパイロットになった主人公が異世界で仲間と一緒に遺跡を探索したり悪人をこらしめたり名状しがたい方々をやっつけたりするそんな物語です。
ギルドに所属して依頼を受けるあたり、昨今の異世界転生ものに慣れた人なら入りやすいのではないでしょうか。
肝心のメカシーンはクトゥルフ関連の用語も飛び交い迫力があります。チート級のロボットですが結構ピンチになったり、緊迫感の演出も上手です。この辺りだけでも一読の価値があるかと。かなり書き慣れた感じがして読み応えがありました。
時折差し込まれるパロネタはちょっと好き嫌いわかれるかも?
現在序盤だけ読んでいる者です。
読むにあたって、本当に余計な思考が必要ない作品だと思いました。<クトゥルフ神話>技能、そしてロマンだけ用意すれば、今すぐに楽しめるでしょう。
迫り来る地球の危機! 冒涜的な力で動くスーパーロボット! 胡散臭すぎるナビゲーター! エロボディ熱血ヒロイン!
きっと作者さんの好きなモノをガシャーンと合体させ直接出力したに違いありません。そういう勢いがあります。描写も濃すぎず、掛け合いも軽妙で、サクサク読み進められました。
難しいことは考えず、手軽にワクワクできるクトゥルフモノとしてお勧めします。
独特の世界観がわくわくさせてくれ
不気味なクトゥルフ神話の状況から
一転していく流れは燃えます!
わかる人にはわかるネタがチラホラして思わずニヤリとしてしまいました
同音異義語の上手い使い方も面白く
設定もしっかりしていてグッときます!
チクタクマンとサスケのやり取りは楽しく、わかる人ならすぐに目に浮かぶ戦闘、クトゥルフの知識が絡んだり会話時に文化のギャップがあったりとしっかり設定が活かされ、使われているのが凄いです
個人的に好きなのは4話のチクタクマンで
なるほど!と思わず声を上げつつ笑ってしまいました
魔術+SF的科学の融合したエクサスの描写は心からわくわく興奮させてくれ素晴らしいです
ピンチの時のサスケが臨機応変な策士としての一面を見せるとついついどうなるのか気になって読み進めてしまいます!
次回予告の演出も読み応えがあります
あぁーっ!これはアレだな!と思えたり武装の漢字回しに興奮させられること間違いなしの良作です
二章まで読了しました。基本は粗筋通りにサクサク進みます。
また、定期的にキャラ紹介や用語解説が入ってくるのも丁寧ですね。【本編で語られる以上の設定も出てくるので、ネタバレが嫌だという方は、オマケ部分を一切目をお通さず読むのがオススメ!】と強調しておきましょう。
また、粗筋をより詳しく知りたい方は、15話おまけの説明を読むと手っ取り早い。そしてそこまで見ちゃったら直接読みましょう!
最初の0話・1話はクトゥルーものらしく、ホラー感がありますが、後はサクサクと爽快なバトル物へと進んでいきます。クトゥルー✕スーパーロボットではデモンベインがありますが、そこに異世界ファンタジー要素を加えた感じですね。一回死んでるから異世界転生モノの系譜にもなるでしょうか。
主人公のサスケが、なんやかんや頭も回るし、自分の信念を貫こうとするタイプなので好感が持てるのも良い。
あと、大量に小ネタが入っていますね。パロネタというか……懐かしすぎて思わず噴き出してしまったり「これなんかネタっぽいけれど元ネタなんだっけ……」ともどかしくなったり。そのへんで敬遠される人はダメかもですが、ナチュラルにステルスにぶち込んでくる使い方は巧いと思います。
三章ももう気になってたまらないのですが、完結してから一気に読むか、連載を追っかけていくか。ムムム、こいつは悩みどころですな……。
異世界×ロボット×クトゥルフ神話。この組み合わせでワクワクしない男子はもう男の子とも呼べないのかもしれません。
あらすじに書いてあることを反復はしませんが、主人公がケイオスハウルの力とチクタクマンと共に戦っていく様は、爽快以外の何物でもありません。
ケイオスハウルの数々のギミック、神話生物、独特の世界観、金髪にドリルに巨乳にと、男の好む要素をこれでもかと盛り込んでいます。その様は日本のライトノベルというより、アメリカン・コミックの潮流を感じました。
小難しい文章技法だのは要らない。最初から正気度なんてかなぐり捨てて、この作品に熱中すると良いと思います。
※4月29日追記
また冒頭から最新27話まで読み直してしまいました。
相変わらずロマンとテンションをガン積みな作品で、「文章だけでロボット物を表現するのはほぼ不可能」と思っていた自分の固定観念を見事に打ち砕かれました。
ナミハナやアトゥ、ミリアといった華やかなキャラ達も増え、作品世界がどんどん広がっていきワクワクしています。でも正妻力が一番高いのはチクタクマンだと思います。
ただ懸念してしまうのは、本編をこれから更に盛り上げられるか?という部分です。家族を殺された復讐にロボットで神話生物をぶっ飛ばす、という冒頭のインパクトが異常に面白かったために、今後の展開でそこを超えられるか?という不安があります。
傭兵稼業に従事し、盛り上がる戦いや、気付けばクスッと笑える小ネタなど、下敷きは十分に揃っていると思います。復讐だけでなくなった、佐助の生命に対する価値観なども応援できます。
ですので「冒頭がピークだったな」と言われないような面白さを、これからも発揮してほしいです。応援しています。
長文失礼しました。
肉体を解体された主人公が、邪神の力を借りて新たな体と戦う為の機体を手にし、戦い続ける物語です。
共通する目的は世界の破滅を食い止めること。
戦い続ける先に答えはあるのか?或いは破滅の先を見る事になるのか?
人の心を捨てず、戦い続けるその行く先を見たい。
そう思わせる作品です。
祝完結!
クトゥルフ世界で正気を削りながら戦い続けた彼らの終幕は、実に意外な形で、同時に実に彼ららしい形で訪れました。
その終わりに賛辞を贈るとともに、彼らの未来に幸あれかしと願います。
クトゥルフにどっぷり浸かった諸兄も、興味がある皆さんも、ちょっと敬遠気味の君たちも。必読です。
まつろわぬ神の眷属により、父と愛犬を殺され、自身も若くしてその命を奪われた主人公『佐々佐助』。
だが彼はチクタクマンと名乗る存在により機械仕掛けの肉体と神をも屠る巨大ロボ『斬魔機皇ケイオスハウル』の操り手としての資格を与えられる。
新たな命、新たな力。
彼が見る地平は復讐の憎悪か、救星の闘志か。
夢幻の世界を羽ばたけ、ケイオスハウル!!
2017/06/09 追記
☆第一章の途中で中断していたので、一気読みしました。
物語は終わりを告げる。
夢幻の世界に己が居場所を見出した少年は、少し大人になった。
これこそは最果てに至るまでの物語。
絆と鋼の織り成す幻想の彼方で、佐助は決別を経験する。
ああ、少年よ。そして無限の物語よ、この地より永久に。
クトゥルフ×スーパーロボット、堂々の完結。
読みやすく、そして広がっていく世界に魅力されました。
sealさんの描く違う物語も読んでみたいと思います。
面白い物語を、本当に本当にありがとうございました。