素直に驚嘆の一言です。こんなにも綺麗で、どこかおどろおどろしく、胸にすとんと落ちるような文章は見れるものではないと思う。短編だからこそ、この雰囲気に魅了されるのだろうと思う。何とも清涼感のある読了感です。最後まで読んでよかった。
静かで、すっと入ってくるお話でした。話としては、主人公の心の中の薄暗さが魚影として表現されているのかな、と読めました。廃墟の探検って、底知れぬ恐怖と引き換えに、何か惹きつけられるものがありますよ…続きを読む
筆者である、藤九郎さんの意図とは違うのかもしれませんが、私に伝わってきた事をレビューとさせていただきます。この文章たちが私の心を掴んでしまうのは、自分の奥底にある何かを呼び覚ましてしまうからなので…続きを読む
作品を読み終えて、暫し物思いに耽りました。魚のような亡霊はもともと人だったのか、それとも別の人の中に住んでいたのだろうか。いやそれとも、とある誰かの人生の中で絵という形で生み出され、男のように人…続きを読む
短編ながら、これだけの世界観を描いたことが素晴らしい
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