概要
旅をする、夢を見よう
ファンタジックな架空の世界の紀行小説です。
ひととき、ここではないどこかに貴方をお連れします。
一話完結式の短編集で、どの作品からでも読めます。
新作を思いついたら、追加するかもしれません。
競作企画「旅人物語」のために書いたものです。
小説サイトTEAR DROP. http://www.teardrop.to/ で掲載しているものの転載です。
作品リンク集「異世界風土記」様でご紹介いただきました。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/
ひととき、ここではないどこかに貴方をお連れします。
一話完結式の短編集で、どの作品からでも読めます。
新作を思いついたら、追加するかもしれません。
競作企画「旅人物語」のために書いたものです。
小説サイトTEAR DROP. http://www.teardrop.to/ で掲載しているものの転載です。
作品リンク集「異世界風土記」様でご紹介いただきました。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ページを繰って幻想異郷を旅すれば、そこに生きる人々の息遣いが感じられる
私はファンタジーを「使い勝手のいいガジェット」だと
とらえているようだ、ということに、不意に気が付いた。
戦闘なり魔法なり何なり、場面を派手に演出するために
物語にファンタジー要素を絡める、という書き方ばかり。
そうではないハイファンタジーにまともに出会ったのは、
実は、カクヨムで読み始めてからのような気がしている。
子供時代の読書は現実ベースのローファンタジーが多く、
ハイファンタジーはゲームで覚えたから戦闘は付き物で。
派手な戦闘や魔法の登場しないハイファンタジーは佳い。
幻想異郷と呼ぶべき世界で旅に生きる人の静かな物語は
特にいとおしくて好ましい。ここではない世界の日常が
ひっそり…続きを読む - ★★★ Excellent!!!目が勝手に次の行を読みたくなる。
減圧された部屋の扉が細く開いて、隙間に吸い寄せられるように、お話に引き込まれている。たとえば「このキャラをゼッタイ幸せにする~」みたいな書き手の筆圧は全くないか上手に隠してあり、語り手である旅人は、まず旅をするのに忙しい。自分の旅程にすっかり没頭している彼が周囲の出来事に目をとめるなら、それは読者にとっても興味をそそる事件なわけで、このへんの活写が流れるよう。
旅人の肩のあたりにくっついた虫か精霊みたいに、ともにすべてを目撃し、船を待ったり夜を明かしたり、世界の秘密を知らされたり。使い込んだ旅装束の帯のあいだに、旅行記が一冊押し込まれていて、せがんではお気に入りのをもっかい聞かせてもらうよ…続きを読む