有翼一角獣《アリコーン》牧場への応援コメント
幻想と生活感の混じりぐあいが、とても好きです。余韻に満ちたラストシーンも美しく、飛び去ってゆくアリコーンを見送るように、いつまでも余韻を見送っていたいような物語でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
Twitterでの些細な思いつきツイートから3ヶ月ほどの間、冬木さんや皆さんに見守っていただき、タイトルの割に全然コミカルさのない物語に着地しました。
最初に「ペガコーン牧場」ってタイトルだった時にはギャグっぽい話なのかと自分でも思っていましたが、案外血塗れのシリアスなお話になりました。私には何かがとても難しくて苦労して書いたので、読んでいただけて嬉しいです。
この作品ではユニコーンやアリコーン(有翼の一角獣)が何かを象徴してるんだなと書きながら感じてたんですが、ラストシーンの呆気なさというか寂寞とした感じが上手く描けているといいなと思います。
世界の果てへの応援コメント
月下世界紀行の新作! ずっと待ってました!
これも、とても好きです。
晴れやかな終末……とてもとても良いです!
世界の終わりを遊覧船で見にゆく観光客という、荒涼たる幻想と日常性のギャップも好きだし、観光客がレンタルの防寒着を着ていたりする小さなリアリティがそのギャップをさらに引き立てていて、冒険家さんの、いかにも博士らしい口調も良かったです。
とにかく、とても好きです!
作者からの返信
コメントありがとうございます。気に入っていただけて嬉しいです。何だか変な話ですけど、「月下世界紀行」では「早暁に発つ」がこんな感じの作品でした。何かの寓意だなあと思いつつ書いてたんですが、ただの不思議なお話でもいいし、読んでくださった方それぞれの感じ方も違うかなと思いました。
この博士、三都幻妖夜話・白川編にもよく似た人が出てきます。大学の先生の役で。
終末を見る遊覧船は、たぶんナイアガラの滝の「霧の乙女号」という遊覧船がモデルだと思います。乗ったことはないんですが、うちの両親が行って、思い出話として聞きました。レインコートがレンタルだそうで。
あと義理の姉がフィンランドにオーロラを見にいった時にも、極地仕様の防寒着はレンタルだったそうで、そういうイメージが作品になって出てきてしまいます。
私も北米で氷河ツアーに行った時に、レンタル防寒着を着ました。旅の思い出です。
有翼一角獣《アリコーン》牧場への応援コメント
空想上の生物を題材にしながらも、地に足のついた説得力のある展開に引き込まれました。堪能させていただきました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
月下世界紀行の他の短編にも応援♡をくださり、ありがとうございました。
「有翼一角獣《アリコーン》牧場」は、角と翼がある馬のお話を書きたいなと、ふと思いついて書いたもので、その空想上の生き物のことを「アリコーン」と呼ぶ場合があるというのも、書くために調べていて知りました。
実在する生き物ではありませんが、お話の中に出てくると、なんとなく現実にもいそうな気がするのが不思議です。
登場人物たちにしても、架空の人ですが、小説の中では生きているような気持ちがするのが、小説の面白いところですね。
ご一緒にこの作品世界を旅していただけて嬉しいです。