土台だけじゃない読みやすさ!

設定がしっかりしている作品というのは好きです。作者がしっかりと心をこめているのだとわかりますし、滅茶苦茶な方向に進むことが少ないですから。

ですが、その小説が読みやすいのか?面白いのか?それは別の問題です。

その点この作品は『設定資料集』ではなく、設定を元にして作品自体が動いていますし、なにより先が読みたくなります。

馬術や槍術についても、解説文ではなく自然と描写されていてすらすらと読めました。

それと華印です。これがなければなにかいまひとつ物足りない作品になってしまったと思います。魔法のない、時代小説よりのファンタジーもいいですが、この独特の華印という設定によって興味をそそるものになっていると感じました。

途中ですが、レビューをさせていただきました!

その他のおすすめレビュー

宮下愚弟さんの他のおすすめレビュー58