どなたかが書いていたレビューを読んで、読む気になりました。1話目を読み終える頃には、ストーリーに完全に引き込まれていて、寝る間も削って読み進めてしまいました。一人でも多くの方に是非読んでいただきたい作品です。普段何の関心もなく駅の構内に入る為だけに通過している自動改札を見る目が変わってしまいました。
大都会の巨大な駅に特有の、どこまでも果てしなく続く孤独感、自分が今どこにいるのか良く分からない不安感、そういった心象風景をSFに落とし込むと、このような壮大な物語になるのでしょうか。
どこを評価していいのか分からないけれどもどうにかして評価したくなる。そんな感じの作品です。横浜駅がBLAME!の都市みたく増殖している時点で一発ネタかよ!!な状況ですが、実際一発ネタです。あらゆる…続きを読む
巨大駅は怖い。人を惑わせる複雑怪奇な東京駅の地下ダンジョン。高所恐怖と地の底に向かう恐怖とがセットでやってくる新御茶ノ水駅のエスカレーター。常に醜い臓物を晒しながら無限に増殖と変化を続ける新宿駅。…続きを読む
タイトルが出落ち感ハンパないですが、それに反して内容はすばらしくちゃんとしたSFです。突拍子もないアイデアからここまで話を広げられるなんて感動です。ところどころ現れる謎のキーワードや伏線が回収さ…続きを読む
もっと見る