SFは個人的に設定ありきのジャンルだと思っています。その条件に、この作品は合致している。どうやったら、こんな発想を生み出せるのか。そして、その設定を生かした物語。感服です。
「絶え間ない改築の続く横浜駅がついに自己増殖の能力を獲得し、膨張を開始して数百年後の日本。」−に始まる紹介文そのままのハードSF。自己増殖、中立進化、ディストピアと辺境、人工知能の暴走、対立組織、…続きを読む
確かに面白いし、意外や硬派な本格SFですけど。本格SFが死に体な現状において、かなり読み手を選ぶ作品です。無料の小説投稿サイトでこれがトップに来るというのは、何かの祭りか? 正直、これが大賞を取っ…続きを読む
この物語は決してコメディ調のお笑い話ではない。いたって真面目な遠未来SFである……ということを最初に述べておく。題材で少し笑いが漏れる人は(私を含めて)いるだろうが、それはあくまで私のような人間の…続きを読む
奇抜なアイデアと卓越した文章表現力、そして圧倒的な構成力が三身合体すると、このように破壊神:ディストピアものの傑作が誕生します。※上の表現はほめ言葉です。突拍子もない設定がまず目を引きますが、…続きを読む
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