SFは個人的に設定ありきのジャンルだと思っています。その条件に、この作品は合致している。どうやったら、こんな発想を生み出せるのか。そして、その設定を生かした物語。感服です。
巨大駅は怖い。人を惑わせる複雑怪奇な東京駅の地下ダンジョン。高所恐怖と地の底に向かう恐怖とがセットでやってくる新御茶ノ水駅のエスカレーター。常に醜い臓物を晒しながら無限に増殖と変化を続ける新宿駅。…続きを読む
設定が奇抜!読んでいて飽きない!うまい!やすい!早い!
増殖する駅? なんじゃそりゃ!話題になるだけのことはあるすさまじい設定。
奇抜なアイデアと卓越した文章表現力、そして圧倒的な構成力が三身合体すると、このように破壊神:ディストピアものの傑作が誕生します。※上の表現はほめ言葉です。突拍子もない設定がまず目を引きますが、…続きを読む
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