一癖二癖ある登場人物達が織り成すハイスピードバトルアクション。腕輪を駆使した魔法戦闘シーンでは手に汗握る展開ばかりです。
個人的に面白いと感じたのはほぼ全員の登場人物に秘密があり、それが同時に少しずつ判明していく所ですかね。一般的なのは一章で一人といった形でそれぞれの秘密が明らかになるのに対し、本作では1話1話で満遍なく登場人物達の過去や秘密が分かってきます。
その構成により、戦闘シーンだけでなく毎話読み逃せません。
それぞれが抱く理想。それを掴むために困難を乗り越えようとする少年少女の物語。是非一度読んでみてはいかがでしょうか?
出来た幼馴染と親友に劣等感を抱く主人公が、ある日魔法が使える腕輪を身に着けたことで――という始まりから入りますが、壮大で熱いバトルが繰り広げられます。
後半のジェットコースターのような怒涛な展開に引き込まれて惹かれました。
また文章も明瞭で、情景がまざまざと浮かび上がり、登場人物が生き生きとしている様子がまるで目の前で映像を見ているかのようでした。
この作品はかなり登場人物が多いです。
ですが一人一人個性があり、見せ場があるので、きっと誰かしらお気に入りの人物がいるでしょう。私のお気に入りは伊紗那さんです。
とても面白い作品です。
文字数に圧倒されずに是非とも読んでほしいです。
とてもおススメです
海上都市イースト・フロート、そして異世界である分界〈リンボ)を舞台に巻き起こる、異能バトルアクション。
まず世界観が独特。なおかつ入り込めやすい。それだけではなく、登場するキャラが個性的で、嫌いなキャラが一人もいないですね(いや、さすがに悪役は例外ですけどね)
ストーリーも群像劇を取っている故に、非常にバラエティ豊かです。ルーンの腕輪をめぐる争い、喫茶店、名門学院……ありとあらゆる事件がめまぐるしく続くので、全然飽きやしないですね。
そして伏線の回収も恐るべき。こういう事なのかというのを思わせ、それがストーリーをさらに面白くさせますね。
異能バトルが好きな方には、おすすめの逸品です!!
「誰かに必要とされたい」という願いから悩み行動する主人公。その"優しさ"は彼や、彼の周りの人々に一体どんな結果と影響をもたらすのか…!?読んで損はないと言い切れる。とにかく良いです!
戦闘描写の熱さや、独特のテンポの良さ、作品世界の雰囲気も良い点ですが、とにかく主人公やサブキャラも含めて登場人物の掘り下げ方、心理描写が丁寧なのが良い。いつの間にか全てのキャラに感情移入してしまう自分がいます。この点特に第3章が良かったです。
そして一番この作品で凄いと思ったのは伏線の広げ方。キャラの心情描写の中で、気づかないうちに幾つも幾つも新しい伏線が登場する、たとえ伏線が明かされて、新キャラが登場したとしても逆に謎が減るどころか増えるばかり。とにかく気になってしまうのです。ここが一番凄いと思いました。(特に第1章のprologueからずっと匂わされている主人公やアリサの過去とは何なのだろうか…)
久しぶりに壮大で展開が読めず、伏線の答えが楽しみな作品に出会えました!良かったです!
3章まで読了。
なんだろう・・・うまく感想が書けん。
ところどころ、カッコいい。
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2章まで読了。
Heat Overdrive!!
熱い展開が続きますね。日常的な部分もあり、アクションもあり、楽しみであります。
若干、波紋を思い出してしまうのは悪い癖ですが。
あとで、読み返したくなる設定。
おもしろい。その一言につきます。
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1章まで読み終わりました・・・。
息もつかせぬアクションと練り込まれた設定。
これは、良くできております!!
おもしろくなりそうな要素満載で、楽しみですね。
少し、設定に追いつくために読み直しも必要かもしれないっす。私が馬鹿だから・・・。
科学の最先端を行く海上都市を舞台にした、魔術と魔獣の終わらない戦い。
現代異能伝奇アクション…とでも銘打つべきでしょうか。いや、もっとこれはハイブリッドな何かだ。明らかに既存作品の一歩先を行っています。
読者に判りやすい形で言語化されていますが、物語の背景を探ろうと思索するたびに、底が見えない設定と人物造形に唸らされました。
主人公・吉野ユウト君を始めとするいくつかの小グループごとに視点が設けられ、さながら群像劇のごとく筋が進みますが、揃いも揃ってみんなキャラ濃すぎです。
一人一人の人生・歴史を仔細に作っているのが伺えます。
そこまで設定を膨らませると本筋の邪魔になりそうですが、綺麗につじつまが合って、山場の盛り上げ所にストーンとハマった瞬間の驚きようと来たら!
個人的に感銘を受けたのは、タカオを主軸に据えた第3章でした。
ミズキやガイと言った仲間たちの在り方が、ユウトのグループと似て非なる対比構造になっていて、それぞれの目的で共闘するストーリーラインがお見事。読みながら「あれっこれプロのラノベだっけ?」と、他の同ジャンル作品とのレベルの違いを感じました。いや、ほんとに。
タカオ自身の過去や因縁にも触れられており、ユウトに並び立つ「もう1人の主役」として存在感を植え付けたのではないでしょうか。
…タカオ好き過ぎだろ自分。
あ、女の子キャラでは御影ちゃんが好みです。結婚して下さい。
舞台と設定が素晴らしいと思います。
日本本土の統治を逃れ、独自のルール・文化・技術を築いた海上都市。そこには特殊な自警組織や教育機関、政治の在り方が存在し――巨大な陰謀の影も見え隠れする――そうした一つの「国」を書けている時点で評価に値すると思いました。また、ネタバレになりますが、魔獣の住む異界に自ら入っていこうとする場面は、冒険小説的な面白さを感じました。
そしてまた、私が面白いと感じたのは作中人物が手にした「魔法」です。
すごく個人的な趣向ですが、異能力バトルものにおいて、私は「ある一定のルールに基づいて発動する能力」を読むのが好きです。能力に相性があって勝敗が左右されたり、能力が意外な形で応用されたり、主人公自身把握できていなかった能力を解析し、新たな側面を見出したり――ただの力でごりおすのではない、異能を用いた戦略を描写を見ると胸が熱くなります。漫画でしか例を挙げられなくて申し訳ないですが『HUNTER×HUNTER』とかが好きですね。
その私の目から見て、「理想写し」は非常に興味深い能力に感じました。まだまだ隠された側面があり、応用の余地も広そうに思えます。
まだ連載中とのことですので、期待を込めて星2にしておきます。
情景描写、人物描写はお見事です。語彙も豊富です。五感全てを使って描かれています。特に臭覚、味覚、触覚など上手いなあと思います。世界設定も人物設定も練られています。人物設定については沢山の人物が出てくる割に誰だっけこの人とならない個性があります。物語も謎が謎を呼ぶ。気になってついつい進めていきます。
難を挙げるとすれば三人称視点なのか主人公視点なのかわからない場面がありました。例えば、アリサが一糸纏わぬ姿の時に、主人公は顔にタオルをかけているはずなのにアリサが赤面していることが描かれていたり。視点がどこなのかわからない場面がいくつかありました。
バトル場面もキッチリと描いてありました。敵の不気味さや強さが伝わってきます。
第二章まで読みましたがどういう結末になるのか続きが楽しみです。