アンバランス。なのに ぎゅっと持ってかれる。

立った場所が 不安定だったような錯覚に 捕らわれる感じです。
前半は、タイトルや 設定で、ラブコメなのかなって思うんだけど
後半は、急に色彩が ガラっと変わって、吸い込まれていく。

ニートなのに、11人の恋人? と ひっかかったままに後半に。
あれよあれよというまに、その謎が とけていき
自分だったらどうするんだろうと 涙しながら考えても
もう他の選択肢なんて 存在しないだろうなと 思えてくる。

お話の中に 一本すっと流れていくのは、素朴なカレーライス。
誰もが だいすきな 国民食の あれだけど、唯一無二の。
確かにね、どこのお店のよりも、自分のカレーが 好きだったりします。

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