概要
ワニが醤油ラーメンを注文したのは、去り行く最高のバディのためだった。
馬村ありん様<【偽KAC20264】【お題「深夜営業」】~偽カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2026~>参加作品
柴田恭太朗様<【三題噺 #138】「間」「静」「連絡」>参加作品
国道沿いの深夜営業店に現れたのは、直立歩行する一頭のワニだった。
凍り付く店内で、ワニはただ静かに「醤油ラーメン」を注文する。
その目的は、ビデオ通話の向こう側で死を待つ、元飼育員の老人に「思い出の味」を届けること。
身体的な不自由を抱えながらも、猛獣は不器用に箸を取り、かつてのバディが愛した熱いひと鉢を噛み締める――。
夜のラーメン屋で起きた、奇妙で切なく、そして最高にハードボイルドな一夜の物語。
柴田恭太朗様<【三題噺 #138】「間」「静」「連絡」>参加作品
国道沿いの深夜営業店に現れたのは、直立歩行する一頭のワニだった。
凍り付く店内で、ワニはただ静かに「醤油ラーメン」を注文する。
その目的は、ビデオ通話の向こう側で死を待つ、元飼育員の老人に「思い出の味」を届けること。
身体的な不自由を抱えながらも、猛獣は不器用に箸を取り、かつてのバディが愛した熱いひと鉢を噛み締める――。
夜のラーメン屋で起きた、奇妙で切なく、そして最高にハードボイルドな一夜の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!かつてのバディのために
深夜営業のラーメン屋。国道沿いの店には客も多い。
そこへ鰐がやってくる。
「醤油ラーメン」を食べに――。
あり得ない展開なんですが、そんな事気にならない筆力があります。気にせず読み進められる。何故、鰐がラーメン屋に?という疑問は、
鰐がスマホをかけることで氷解します。
客も店主も店員さんも、皆、良い人で読んでいて
気持ち良い。それぞれの描写がとても良く、そこが、このお話あり得るんじゃあ…という気持ちにさせてくれます。
そう、描写がとても上手いんです。
何故、鰐がラーメン屋に来たのかぜひ読んで見てください。
そして何故、ラーメンを食べるのかも――。
そこにあるのは、親愛。
とても素…続きを読む