概要
婚約者を妹に奪われたので辺境の地に嫁ぎます。さよなら王都!
【あらすじ】
とある国に、王弟を父に持つ双子の姉妹がいた。
初代国王と同じ金髪翠眼の妹,ペンネ。
貴族では異端とされる、銀髪碧眼の姉,カリナ。
カリナはその異能と銀髪を忌み嫌われ、婚約者と家督をペンネに奪われたばかりか、
妹の身代わりに北の国境を守るローヌルフ辺境伯に嫁ぐことになった。
北の国境では、魔獣退治と国境の小競り合いが日常茶飯事。
異能を持つ者が武力として重用される実力主義の地。
そして当代の辺境伯,ファングは“血塗れのファング”の異名を取る狂戦士だ。
「王弟の血筋の娘など、嫁に要らん」
華やかな王都から遥々やってきたカリナに
彼は見向きもしない。
だが、彼女の秘密を知ったファングは、態度を一変させ……?
辺境の地で、異能の力と貴族の血筋の分断と暗い歴史を知るカリナ。
とある国に、王弟を父に持つ双子の姉妹がいた。
初代国王と同じ金髪翠眼の妹,ペンネ。
貴族では異端とされる、銀髪碧眼の姉,カリナ。
カリナはその異能と銀髪を忌み嫌われ、婚約者と家督をペンネに奪われたばかりか、
妹の身代わりに北の国境を守るローヌルフ辺境伯に嫁ぐことになった。
北の国境では、魔獣退治と国境の小競り合いが日常茶飯事。
異能を持つ者が武力として重用される実力主義の地。
そして当代の辺境伯,ファングは“血塗れのファング”の異名を取る狂戦士だ。
「王弟の血筋の娘など、嫁に要らん」
華やかな王都から遥々やってきたカリナに
彼は見向きもしない。
だが、彼女の秘密を知ったファングは、態度を一変させ……?
辺境の地で、異能の力と貴族の血筋の分断と暗い歴史を知るカリナ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!籠から出た鳥は何処へ向かう。生き方に迷っている女性にぜひ読んで欲しい。
「婚約者を妹に奪われ、辺境の訳アリ貴族に嫁ぐことになったお姫様の物語」。
こう書くと、なんだかテンプレ溺愛ざまぁもののように感じる。
もし、あなたがテンプレ作品に飽きてきた読み専さんならば、ちょっと読んでみてほしい。
この人が紡ぐお話は、ちょっと違うんだなあ。
籠の鳥のように生きてきたお姫様が、外の世界に触れ、自分の生きる理由を見つけ出す。
この物語はそんな「一人の女性がどう自分らしく生きていくか」を描いている。
それはけして楽な生き方ではないと思う。
自分のことをあきらめて、周りに流された方が楽に生きていけると思う。
それでも、主人公—―カリナは、自分の生き方を自分で決めた。
こ…続きを読む