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禁忌の森のある少女にまつわる情報を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。
と、カクヨム発の大ヒットホラーモキュメンタリ―のパロディをしてまで、本作をあなたに読んでもらいたいと思った。
16歳の誕生日。禁忌の森に放り出されたファルカ。
戦争と奇病によって、荒れ果てた世界。
その中で恵まれた存在である貴族としてのびのびと生きてきた彼女は、
「人の心を癒す」という異能の力によって、すべての幸せを失うことになった。
森をさまようファルカは、死神を名乗る少女・ウラハと出会う。
『死』と『癒し』この2つの力を持つ少女たちは、果たして世界を救うことができるのだろうか。
なんだか大長編が期待できる重厚なストーリー仕立てである。
しかし、本作はなんと4話約8000文字だ。
【高校生限定】カクヨム甲子園2025【ナツガタリ】のロング部門中間考査を突破した本作。
【ナツガタリ】は2万文字以内で一通りの完結を目指さねばならないと制約が課せられている。
それゆえに、まともに書けば50~100万文字ぐらいのお話になるはずであるが、
それを、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ! っと圧縮したエッセンスが本作だ。
どうしたって、粗い仕立てになることは否めない。
でもその粗削りなところに、素材の良さが見えている。
結果がどうなるかはわからないけど、本作、できることなら腰を据えて大長編にすることをお勧めしたい。
作者の背中を押せるかどうかは、読み手の方々の応援次第だ。
見つけてくださってありがとうございます。