カク戦争勃発! 悪辣な異世界ファンタジーに立ち向かう文芸勢!

 ううむ、すごい、これはすごい。たまげました。
 カクヨムのカルトヒーロー、青山翠雲さんの最新作。芥シリーズ完結編。フィナーレに相応しく、素晴らしい作品ですよ。ちょっと長めですが、第3話が特にお勧めですね。
 
 物語は、終末世界で勃発したカク戦争で、そこに迷い込んでしまった青山翠雲氏が、なんでか都合よく記憶をなくし、例によってグラマー美女といい仲になって、異世界勢に立ち向かう文芸の旗を振り、総本山に乗り込むお話です。「北斗の拳」のパロディになっていますね。

 よくまあ、こんな、ギャグのエキスだけ抽出したようなテンションMAXの文章を何千字も書けるものです。汲めど尽きせぬセンスの源泉をお持ちのようで、羨ましい限りです。
 まだあと2話残ってますけど、思わずレビューコメントを書いてしまいました。
 そのくらい面白くて、魅力的な作品だと思います。参りました。

 これで★15というのが、本当に何が一体どうなってるのか分かりませんが、それが翠雲氏の旗振りの推進力になっているのかも知れません。
 
 なお、わたくし自身は、異世界ファンタジーも書きますし、もちろん好きでもあることを付言したうえで、係争からそっと離脱させて頂きますw

 読み手の好みに左右される面はありますが、これはお勧めです。
 
追伸 最後まで読んだところ、翠雲さんは、世界平和に繋がる素敵なフィナーレを用意されていました。やっぱり、完結済みの作品の途中で、レビューするものじゃありませんね。

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