夏の暑さにぐずぐすしていたら、田舎の母から電話が来た。 散歩に出よう、と。そう思っていたのだが思いの外、話が長くて結局は止めにした。 深夜に、散歩に出る。丑三つ時にはまだ少し間があったが。誰だったか、見た事のある女の人とすれ違う。ほんの少し、すれ違い様に会釈して通り過ぎて行く。 淡々とした語りによって輪郭を持ち始める、日常の中の 非日常 が、遠く過ぎ去った記憶の澱を探す時…。 矢張り、夏は何かが。 散歩は控えた方が良さそうだ。
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