概要
剣を交えること――それだけが、彼らに許される愛し方だった
戦乱真っただ中の末法の乱世、世には死鬼という動く屍の化物が跋扈する。
この世界には『陰奇術士』たる邪悪が存在していた。
陰陽術を逸脱し、陰の気を利用する奇怪な術(すべ)。
術者の多くが自らの欲に食われ、慣れ果てとなる術。
そんな邪悪を屠る国防の下部組織『清嶺館』。
道場と呼ばれる組織の一つであり、多くの剣士が技を磨いていた。
清嶺館に、将来有望な二人の若者がいた。
一人は『藤守志紀』。
無骨で真面目な男。
だが訓練を絶やさず、その背は門下生にとって光そのものだった。
もう一人は『朔矢』。
志紀の弟同然として育てられた彼はサボリ癖があり、よく木の上で昼寝していた。
だが、まごうことなき天才であった。
努力の兄と、天才の弟。
二人の師範代の実力はほぼ対等で、その模擬戦は多くの門下生が息
この世界には『陰奇術士』たる邪悪が存在していた。
陰陽術を逸脱し、陰の気を利用する奇怪な術(すべ)。
術者の多くが自らの欲に食われ、慣れ果てとなる術。
そんな邪悪を屠る国防の下部組織『清嶺館』。
道場と呼ばれる組織の一つであり、多くの剣士が技を磨いていた。
清嶺館に、将来有望な二人の若者がいた。
一人は『藤守志紀』。
無骨で真面目な男。
だが訓練を絶やさず、その背は門下生にとって光そのものだった。
もう一人は『朔矢』。
志紀の弟同然として育てられた彼はサボリ癖があり、よく木の上で昼寝していた。
だが、まごうことなき天才であった。
努力の兄と、天才の弟。
二人の師範代の実力はほぼ対等で、その模擬戦は多くの門下生が息
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