このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(141文字)
『葉書』は、豆ははこ先生が描く別れと愛の物語であり、静かでありながら深い感動を呼び起こす作品です📖✨。主人公は、大好きなひいおばあちゃんの家を訪れます。しかし、その日はいつもと違い、ひいおばあちゃんは「風の始まりの色を見に行く」と語ります🍃。着物をまとい、穏やかに過ごす彼女の姿から、主人公はある予感を抱きます。そして――🌸あなたも、人生の終わりと愛の形を静かに感じてみませんか?💖
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ひいおばあちゃんは、その日、なにかの予感があったのだろう。いつも着ない着物を着ていたのだから。そして、主人公───ギャルだけどひいおばあちゃんが大好きな少女は、ひいおばあちゃんの人生に思いを馳せる。柔らかい文章でつづられた、感動の物語。悲しくもあるのだけど、読了後に爽やかな春風を感じさせます。おすすめですよ!ぜひ、ご一読を。
この話はとても爽やかな作品です。ギャルである主人公もまた爽やかさを演出していると感じます。そして主人公にはとても大好きなお婆ちゃんがいるのです。その大好きなお婆ちゃんが、ある日突然一番似合うとっておきの着物を着ていたのでした。そして「お迎え」という不穏な事を言い始めるのでしたーー。とても悲しい話のはずなのに爽やかな風が優しく吹き抜けていく。そのような印象を抱く作品です。是非、読んでください!
時代に翻弄されつつも、やわらかく、そして凛と生きた人々の魂の欠片を見せていただきました。想い合い助け合う。さまざまな愛のかたちを感じられる掌編です。
さらり、ほろりと物語の背景にあるものは重いのですが、それよりなにより登場人物すべての優しさに包まれます「風の始まりの色」そのキーワード(お題)自体すごく透明感があって素敵な言葉ですが、それをさらに素敵な透き通った作品に仕上げてもらいましたさらり、ほろりと、物語から感じる印象もですが、文章もまた爽やかで読後にはじんわり胸が熱くなる良い物語を読ませていただきました
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