毎日更新を心待ちにしていた作品が完結、本当にお疲れ様でした!そして、最高の物語をありがとうございました。
細切れで読んでいた時も楽しかったですが、二周目では物語の全体像と構成の妙を存分に味わうことができ、エンターテイメント性が格段に増していました。
主人公たちの成長と挫折、そして「運」や「巡り合わせ」といった抗えない要素すら描く視点に、深く共感します。勝ち負けに囚われず、そこから学びを得て前を向く姿勢は、若い読者だけでなく、私たち大人にとっても説得力があり、大きな力を与えてくれると思います。
高校での青春物語を見事に描き切った今、次作で舞台を英国に移し、異文化の中で新たなチームを築き上げていく展開を、心から楽しみにしています!
このレビューを見てくださった方、ぜひこの熱い青春を味わってみてください。
スポンサーのテコ入れと新しい監督の赴任によって、これから強化するサッカー部への期待を胸に入学するも、まさか監督が事故に遭い、いきなり計画が頓挫しそうになりました。成り行きで監督の役割を担うことになる主人公だが、よく考えると手持ちのカードはそう悪くないかもしれません。設備は分不相応なくらいに豪華。まだ無名だがトップクラスのプレイヤーが仲間に何人かいる。未経験者も起用するくらいに選手層が薄いが工夫すれば2チーム組めるし、磨けば光る人材もいる。何より大事なのはどこまでも自由にやれる環境。自分のチームコンセプトを好きに作れるとか、まるで夢のような話では……?
この作品の最大な特徴にして一番の魅力は、主人公が考えたチームコンセプトにあると思います。現行の世界最強チームの真似をベースとする、誰もが夢見るようなサッカー。ある意味基本とも言えますが、そんな理にかなうことは意外と実現できないことが多いです。例えばトーナメントで試合が密集するときは疲れが溜まった主力選手の続投よりコンディションがいいBチームのほうが良い結果を出せるとか、フットボールマネージャーのようなゲームですでに実践しているプレイヤーも多いんじゃないでしょうか。しかし現実世界でそれをやるのはなかなか難しいです。主力選手を出さずに負けた場合激しく非難されますから。主人公の学生監督という立場は絶妙で、失うものが何もないから恐れずに決断できます。そういう場面を見ると、「そうそう、そういうのが正しいんだよ」みたいな賛同からの爽快感が本当にたまらないんですね。
川野遥先生の「テクニカル・エリア」は、高校サッカーを舞台にした青春スポーツ小説であり、成長と挑戦の力を存分に描いた感動的な作品です⚽✨。
物語は、名将を招聘したものの、その計画が頓挫した県立高踏高校サッカー部が、部員の一人である高校1年生・天宮陽人を監督役に選び、そこから始まる快進撃を描いています🌟。
現役高校生が監督という異例の役割を担う設定は斬新であり、その斬新さが物語のエネルギー源となっています。
天宮が未熟ながらも仲間たちと共に「最強」ではなく「最高」のサッカーを目指していく姿勢には、読む者の心を熱くさせる力があります🔥。
サッカー好きな方だけでなく、青春や成長物語が好きな方にも楽しめる内容となっています。あなたも挑戦と絆の大切さを感じてみませんか?📖✨
主人公が監督を務めるという都合上、サッカーのゲームそのものに干渉できる力が制限され、結果的に主人公による無双(?)ではなく、選手一人一人の持ち味が引き出される。登場人物の背景が深堀りされることはほとんどないが、その選手ができるプレーが明確で、それ故にその限られた人材でチームをなんとかやりくりする主人公の努力が垣間見え、面白い。選手に注目するだけでなく、監督に注目するという少し違った視点を提供するこの作品を他の人にも読んでほしい。面白さに評価が比例していないと感じたため、レビューを投稿した。作者にはどうか完結まで頑張っていただきたい。