吸血侯爵と転生捨てら令嬢のアレソレ

王家主催の夜会で、まさかの婚約破棄。
しかしその瞬間、伯爵令嬢ソレイユは歓喜した――「ついに解放されたのだわ！」と。
なぜなら彼女は、前世の記憶を持つ転生者。
かつてプレイしていた乙女ゲームの世界で、自分が「悪役令嬢」に転生していたと気づいていたのだ。

元婚約者の浮気と身勝手な断罪劇、思惑も雑すぎて冤罪すら成立しないほどお粗末。
でも彼女は泣かない。なぜならこれは、推しの元へ飛び込むための、完璧な布石だったから！

その推しこそ――「吸血侯爵」ことアレックス・フォーサイス。
人に恐れられる姿、呪いの過去、36連敗した婚活戦績。
けれどもソレイユにとっては、全てが「最高に愛おしい萌えポイント…続きを読む

読了したので書きます。

設定そのものは悪役令嬢への転生もの。舞台はゲームの世界とシンプルです。
しかし、主役となるキャラたちが一味違います。

絶大な権威を持ちながらも生まれ持った呪いによって半獣人になってしまったアレックスと婚約者から手酷い扱いを受けた挙句に捨てられた転生令嬢ソレイユ。この2人が読んでいてとかく面白い。

性格自体は正反対。穏やかで純粋なアレックスと好奇心旺盛で行動力がお化けのソレイユ。しかも、ソレイユにとっては転生前の推しです。テンション爆上がりです。
読んでいてどっちかが振り回されるのではと思ってしまうところですが、なんてことはない。互いに互いを理解しようと歩み寄る姿…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（114文字）

ただいま途中まで拝読させていただいてます。
吸血鬼蝙蝠魔人＋ちょっと自己肯定低めなバリトンボイスのアレックス様がたまりません。
人外好きならぜひ読んでほしい。
主人公の明るい感じも好きです。
これからも応援しております！

作品全体の空気が明るくて軽快なお話ですが、決して薄い訳ではなく、しっかりと作り込まれた世界観と設定のおかげで密度は高いのに軽やかに読んでいけるんです。
特に登場人物のバックボーンが骨太にしっかりと提示されるので、感情移入の度が凄まじく、哀しみを背負うキャラを前に目頭が熱くなってしまうことも……。
それに、この世界の社交界のリアルを垣間見てしまった背徳感も味わえます!
でも５話辺りからコメディ色が濃くなってきて、ずっとニヨニヨしながら読んでしまいました!
男性側がピュアでキュートで心配になるぐらいチョロくて惹かれてしまうのですが、女性側も欲望丸出しでもある意味純粋なので、その攻防?に頬が緩みっ…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（107文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（109文字）

推し大好き押せ押せ（心の声）令嬢と、25歳の不遇ぴゅあぴゅあボーイがとっても可愛い！
全体の雰囲気は明るくコミカルでクスッと笑ってしまうこと多々。キャラクターたちの掛け合いも楽しいです。
婚約破棄からのスピード結婚で侯爵の領地にやって来た主人公が、今後どのような活躍をするのか楽しみです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（227文字）

ゲームこ世界となる悪役令嬢へ転生した主人公が、パーティ会場で婚約破棄を言い渡されたところから話しは始まります。

読んでいて爽快感がある物語です。
あと定番ではありますが、溺愛指数もかなり高めではないでしょうか。
婚約破棄を言い渡してくれた男とその彼女へのザマーは、まだ先のようです。

文書は読みやすく、キャラ達の心情が深く描写されています。
話しはまだまだ序盤。
これから多くの偉業を成し遂げていく予感がします。
見逃せない作品です。
一読してみて下さい。