寒いときに暖房器具が壊れていると、寒くて何もできません。震えているだけで1日が終わったりもするなんて勿体無い話です。工夫をしながら乗り越えようとされますが、やはり住み慣れた快適なところへ早く戻りたいと言う気持ちも分かります。
本人は悲惨だったのかもしれませんが読者としてはほのぼのして楽しかったです。実は!エアコン交換は高いんです。しかも、注文してもすぐにつけてはもらえないことが多いのです。販売店でエアコンの選定、取り付け業者の下見、見積もり、業者の選定、それから工事の予約にはいりますが、これがまた2か月先になることもあるんです。そんな面倒な事情があったのかもしれませんね。
今冬、帰省なさったら、なんとエアコンさんが不機嫌だったようで、寒かったようです。でも、そこは湯たんぽで暖をとったり工夫なさったようです。帰るのは、家の中にご家族がいるから。私には、ひとのあたたかさで湯たんぽを作る晩、温もりを感じてやみません。本当は寒いけど心あたたまるエアコン事件をありがとうございます。
風邪をひかなかったのは良かったですね。けれど、こんな「勘弁してくれ」というような出来事もエッセイのネタにできてしまうあたり、物書きという生き物は無駄がないなと思った次第でございます。エアコンが稼働するかどうか、季節本番になる前に確認しておくのは大事という教訓が得られる良きエッセイでした!
タイトル通り、なんともお気の毒なエッセイなんですが、笑いたくなってしょうがない。特に、後半がグッときます。ぜひ、読んで応援しましょう。
もっと見る