概要
鬼婆は雪の日に子を攫う。
お題、雪をテーマに書きました。鬼婆が主役のギリギリ10000文字以内の短編小説です。
あらすじ
矢座スミコは母親思いの息子夫婦、可愛い孫に囲まれ、幸せな生活を送っていた。ところが、息子の信二が自殺したことをきっかけに何かがおかしくなっていく。
矢座家に伝わる鬼の話、異常行動をする孫。
そしてスミコの人生は雪の降る日に最悪の結末を迎えることになった。
あらすじ
矢座スミコは母親思いの息子夫婦、可愛い孫に囲まれ、幸せな生活を送っていた。ところが、息子の信二が自殺したことをきっかけに何かがおかしくなっていく。
矢座家に伝わる鬼の話、異常行動をする孫。
そしてスミコの人生は雪の降る日に最悪の結末を迎えることになった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!鬼婆誕生をめぐる、鮮烈にして強烈な現代の叙事詩
強烈に心に迫ってくる、すさまじいパワーのある作品でした。
物語はまず「エピローグ」として、ある昔話の結末から語られます。一人の老婆が赤ん坊の頭を食らい、そのまま鬼婆と化して行くというもの。
そこから舞台は現代へと変わり、スミコという老婆が孫の誠一と二人で過ごし、鬼婆の話を物語として語ってあげる場面となります。
一見、穏やかに暮らしている二人だったが……
その後の展開はもう、「どうなってしまうのか」とハラハラするもので、ひたすら怖いもの見たさに導かれて先を読む感じになりました。
じわじわと、そして急速に壊れていく日常。その先で起こる衝撃の事件。そして見えてくる真実。
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