おまけ。私が好きな悪役、やられ役ラインナップ

 さて、みなさんには好きな脇役、やられ役、モブキャラはいますか?

 私は別エッセイ『愛すべき脇役、やられ役たち』でピックアップし続けています。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663462802820


が、つらつらと熱弁してる文章が暑苦しくて読む気にならん! という方々のために、そっちに載ってないお気に入りキャラ達を一言解説とともにラインナップしていきましょう。



・グエル・ジェターク(機動戦士ガンダム、水星の魔女)

 主人公のスレッタ・マーキュリーとは全く別の『物語』を、作中で見事に駆け抜けた主人公。終盤のシャディクとの決着シーンは必見!


嬉野遥うれしのはるか(かがみの孤城)

 作中一の不細工キャラとして描かれた彼は、いじめられっ子だった他の全員が環境が変わればいじめっ子に一変するという事実を強烈に示した。彼の叫びにぞくりとした視聴者は多かったのではないだろうか。


・田辺先生(からかい上手の高木さん)

 中学生の恋模様を描く本作に置いて、ほぼ唯一の「大人」としてどっしりとした存在感を見せた強面教師。一見するとおっかなさそうだが、その実生徒たちを大人として暖かく見守る度量のある好人物。


紅本明里こうもとあかり(実は私は)

 吸血鬼やら宇宙人やら悪魔やら未来人が跋扈する学園で、教師として八面六臂の活躍を見せる豪傑女。トラブルメーカーである校長、茜の抑え役として鬼の力を振るう。行き遅れを心配しているが、その原因が完全に「ですよねー」なのがまた……


・ヒグマ(ゴールデンカムイ)

 金カムのモブNo1といえば間違いなくコレでしょう。北海道の大地には常につきものの大自然の驚異の象徴! 襲われたり人を殺されたり、逆に狩って食われたり天国に送られたり、挙句に作中屈指のド変態にウコチャヌプコロされたり(両者の表情に注目)と、その活躍は枚挙に暇がない。


・笹瀬川佐々美(リトルバスターズ!)

 高慢な態度を取るお嬢様気質でありながら、どこかうまく行かずにお笑いキャラになるケースが多くて親しみが持てる。リトルバスターズ全員集合の記念写真を撮影するなど、わりといい人っぷりも見せる典型的なツンデレキャラ。


・西沢歩(ハヤテのごとく!)

 執事やらメイドやらエリートやらとやたらセレブな世界にあって、ほぼ唯一の『普通の恋する乙女』を演じた健気なキャラ。作品を日常に引き戻すキーヒロインとしての活躍は非常に好感が持てた。個人的に私のお気に入り。


・ 江島竜太(アーサーGARAGE)

 「復讐もの」として私のイチオシキャラ。かつての「幸せな日々」を壊した主人公アーサーに対して燃やしたその黒い執念は、ものすごく引き込まれるものがありました。アーサーが過去を思い出して車のハンドルを叩くシーンで思わず涙腺決壊。


・大島 源造(サラリーマン金太郎)

 官僚から天下りで社長に収まったが、経営の実力は本物。金太郎や大和会長と反発して対立し、ヤマト建設を追い出される。典型的な悪役顔のやられ役ではあるが、そのポリシーには共感せざるを得ない所もある。「人間の好き嫌いで仕事をしようってのか貴様ぁっ!」は私の仕事論のひとつになりました。


・テツオとダチン(哲也-雀聖と呼ばれた男)

 一発芸『必殺、卓回し!』で大人気(笑)。


・ 原田彦蔵(帯をギュッとね!)

 ライバル校、暁泉学園の柔道部員。部員不足を補うためにゴルフ部と兼用で入部している素人、高校生とは思えない老け顔が特徴。「バンカーの勝負師」の異名を取る。作中で主人公の粉川巧を唯一、した男でもある。


・大潮商、棟方(県立海空高校野球部員、山下たろーくん)

 誰もがたろーを小馬鹿にする中、その志の大きさに胸打たれて彼を『心の師』と尊敬し、恐るべきライバルとなって相対する。心の在り様を変えないたろーに感激し、そして全力で対決した。「ならばぼくは、史上最高のすんげーボールを投げる!」は心に残る名セリフ。


・ハイエナ(銀牙、流れ星銀)

 司令官スナイパーの刺客として登場したはいいが、一度のしくじりであっさり見捨てられ、その後は少しづつ仲間の使命感に感化されて成長していった。「小物が作中で成長する」典型的なタイプ。最後は上司のベンを庇って川に身を投げる漢を見せる。


・立花年男(白い戦士ヤマト)

 主人公の闘犬ヤマトをなにかと目の敵にし、父と共に様々な強敵を用意して打倒ヤマトを目指す。いわば敵役な訳だが、彼が居ないとそもそもこの『白い戦士ヤマト』という漫画そのものが成立しないほど出番が多かった。ちなみに結構イケメン。


粳寅満次うるとらまんじ(すすめ・パイレーツ)

 元ヤーさんの親分で、作中では建設会社の社長。ギャグマンガのキャラらしく奇行が多く、後にTV番組にもなった『史上最大の生中継』は本作屈指の名エピソード。ええ私も大笑いさせていただきました。


 ぱっと思い出せっるのはこんな所ですかね……歳がバレますな(苦笑)。

 またなんか思い出したら追加するかもしれません。


 こんな感じで、皆様がふと思い出すモブキャラ達をもう一度トレースしてみてはいかがでしょうか、きっと作品が奥深くなりますよ。

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脇役、やられ役に愛を! 素通り寺(ストーリーテラー) @4432ed

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