潜水艇乗りのナナミは波打ち際で乾燥したイカを発見しました。低温ボイスのコンシェルAIに食べられるか聞いてみると、なんと光を使って話しかけてきているとのこと。干しイカを復活させる為に潜水艇に乗って海中へ。イカの発する光、海中の描写は美しく幻想的。知能の高過ぎるイカの正体、その目的、結末。壮大で驚きのある展開が軽妙に語られています。新鮮な気持ちで読めるSFでした。
干しイカが話すってどういうことだろうと思いながら読み始め。「なるほどそうやって意思疎通するのか」という感心から「ってことは干しイカ、知能めちゃくちゃ高いのでは……?」と考えているうちに舞台は海へ。…続きを読む
潜水艦乗りのナナミは、波打ち際で干からびかけたイカを見つける。しかし、イカはただのイカではなく高度な知能を持ったイカで……。プラネタリウムSFをイカやAI、海中の交流で解釈した、新感覚な近未来ノベ…続きを読む
もっと見る